オトメイトパーティー2023で発表された新作タイトルのひとつ『マツリカの炯-kEi-天命胤異伝(てんめいいんいでん)』!
本作は『蛇香のライラ』や『キューピット・パラサイト』シリーズを手掛けたスタッフ陣による完全新作。
さらに原画を蓮本リョウさん、シナリオを吉村りりかさんが担当される”中華幻想ハイファンタジー×極上艶ロマンス”の乙女ゲームです!
ということで今回は、マツリカの炯のおすすめ攻略順とキャラクター別ネタバレ感想(あり/なし)・評価レビューをご紹介していきます。
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目次
マツリカの炯のあらすじ
舞台となるのは、人と仙と聖獣とが息づく世界――
栄華を極める月下ノ国の辺境には、二つの民族が息づいていた。
人の踏み入れぬ雪山で生き抜く白狼族。
――そして、茉莉花の咲く秘境に暮らすマツリカ族。「けして連れ出してはならない花の咲く、炎に嫌われた秘境、か」
マツリカ族の少女は、今日も蛍に歌を捧げる。
瞳に“炯眼”を宿した彼女こそ、一族の命を繋ぐ“火”をもたらす者――宝玉鑑定士。景星節で彼女が成人を迎える時、全ての因果は巡りだす。
傷つきながらも生き続ける人がいた。
誇りと尊厳を守る為に奪われた命があった。
彼らの意志を裏切って繋がれた使命があった。「私は、お前を忘れない。この身が朽ちて果てようとも」
禍福の風が吹き荒れて、古の調べが重なり合う。
けして手折ってはならぬ秘境の花。彼女を連れ去ったのは、誰か。血胤を受け継いだ者たちの、異なる使命が動き出す。
これは、正史に名を残さぬ者たちの物語――
主人公は、宝玉の原石を見分けられる炯眼(けいがん)を瞳に宿す「宝玉鑑定士」として、その力が物語にどう関係していくの気になるところ!
そしてテーマが【中華幻想ハイファンタジー×極上艶ロマンス】とあることから、伝承や宿命などに重きをおいたラブストーリーなのかと期待です(∩´∀`)∩
マツリカの炯のおすすめ攻略順
【📢⑤ #マツリカk】
『マツリカの炯-kEi- 天命胤異伝』
《メインキャラクター》
フェイ:#岡本信彦
ルヲ:#山下誠一郎
玖 燕來(く えんらい):#堀江瞬
胡 青凛(こ せいりん):#立花慎之介
ゼベネラ:#羽多野渉その他、サブキャラクター等も随時解禁予定です~✨#オトパ2023 #乙女Switch pic.twitter.com/MDxoF3HKHg
— マツリカの炯-kEi- 天命胤異伝【公式】 (@Mk_otomate) September 10, 2023
マツリカの炯の攻略キャラクターは、隠しキャラ含めて6人。
メインキャラクター5人に加え、公式サイトTOP画像の奥にいる仮面の男性(二角獣)が攻略6人目となります(=゚ω゚)ノ
メインキャラクター | 声優 |
---|---|
フェイ | CV:岡本信彦 |
ルヲ | CV:山下誠一郎 |
玖 燕來(く えんらい) | CV:堀江 瞬 |
胡 青凛(こ せいりん) | CV:立花慎之介 |
ゼベネラ | CV:羽多野 渉 |
二角獣 | CV:永塚拓馬 |
そして攻略制限があるのはフェイ・燕來・二角獣の3人。
制限がないルヲ・青凛・ゼベネラから1人攻略後に二角獣√が解放、3人攻略後に燕來√が解放、5人攻略後にフェイ√解放となります。
それを踏まえておすすめの攻略順は…
- 胡 青凛
- ゼベネラ
- ルヲ
- 二角獣(1人クリアで解放)
- 玖 燕來(3人クリアで解放)
- フェイ(5人クリアで解放)
制限がないキャラクターについては、他キャラのネタバレはほぼないので好きなキャラからプレイしても問題ありません。
ただ、制限がある二角獣・燕來は、それぞれの視点で真相へのネタバレがあるため、後半に持ってきて、そのままフェイでクリアするのがおすすめです。
<気になるキャラTOP3:攻略前>
- ルヲ(CV:山下誠一郎)
- 玖 燕來(CV:堀江 瞬)
- 胡 青凛(CV:立花慎之介)
<好きなキャラTOP3:攻略後>
- 玖 燕來(CV:堀江 瞬)
- フェイ(CV:岡本信彦)
- ルヲ(CV:山下誠一郎)
マツリカの炯のキャラクター別ネタバレ感想(ON/OFF)
マツリカの炯のキャラクター別ネタバレ感想(ON/OFF)をまとめていきます♪
胡 青凛(こ せいりん)CV:立花慎之介
《純真な箱入り公子》
- 月下ノ国の公子で次期国王
- 異母兄はいたが跡継ぎの男児は青凛ただ一人
- 蝶よ花よと育てられた世間知らずの箱入り息子
- 心が美しく人を疑う事を知らない
- 鳥たちと戯れる時間が好きで好鳥房で大半を過ごす
青凛は、広大な土地を治める月下ノ国の第一公子で次期国王。おっとり優しく穏やかな性格で、教育係の燕來は師でありながら友でもある間柄。
そんな青凛√は、彼が王族であるだけに、月下ノ国を取り巻く権力争いや陰謀によって国が争いに飲まれていく展開!
まず、青凛の置かれている状況からざっくりネタバレしていきます。関係図が欲しい!ってくらい複雑なので理解しずらいかもですがご了承くださいw
青凛は、現国王・胡応曜(こ おうよう)の第一公子であり次期国王ですが、国王が青凛を公子と認めていないため王を継ぐための教育を一切受けていません。
はたから見ると蝶よ花よと愛されているように感じるも、実際は王になる権利を持ちながら王になることを許されず期待されず、万が一の予備のように扱われています。
ただし教育係の燕來(えんらい)だけは、王命に逆らう形で隠れて青凛に知識や武術を教えており、青凛が唯一心を許せる友でもあります。
なお、国王が青凛を公子と認めないのは、王族として引き継がれるはずの髪色ではないことと、王だけが知る胡一族の秘密が関係しています。
その秘密があるがゆえ、国王は世継ぎである青凛がいても、新たに男児を産ませようと躍起になった結果100を超える姉妹がいると。。
そんな状況下で出会ったのが、マツリカ村の者と外の者の間に生まれた凶の子《タオ・ウー》として村を追われたナーヤでした。
青凛はナーヤを宮廷で保護するため、ナーヤを特別な存在で知られる《仙虹》の娘とし、かつ自分の大切な客人として招き入れます。
最初こそ宮廷暮らしに戸惑うナーヤでしたが、青凛と過ごすうちに青凛を取り巻く状況や思惑、彼が抱える孤独や悲しみを知ったことで次第に友として寄り添うように。
また、青凛もナーヤの持つ優しさに安らぎを覚えるようになり、燕來と並んで信頼できる存在へと距離が縮まっていきます。
そんなある日、ナーヤの歌が国王の影を払ったことから、国王はナーヤに宮廷歌師の座を与え、あろうことか毎夜の世継ぎ行為の側で歌わせます。
その後も王は何度もナーヤを呼びつけ妃に男児を産ませようとするも一向に懐妊しないことに腹をたて、最終的にはナーヤを妃にし子を産ませようとする暴挙に!
そんな王の暴挙を阻止するため、青凛はナーヤに自分の妻になることを提案。公子妃となれば、いくら王であっても親族に手は出せないから。
ちなみにナーヤが襲われたとき、青凛が女官のふりして助けにいくシーン、結構カッコよかったです♡
そして名実ともに公子妃となったナーヤは、燕來の生家である玖家の養子として後ろ盾を得るとともに、燕來から厳しい作法を学んでいきます。
また、青凛だけに負荷をかけまいとナーヤも覚悟を決め、お世継ぎを残す妻の務めを果たすことでさらに互いの信頼が深まっていきます。
そうして落ち着きを取り戻しつつあった矢先、今度は不慮の事故で亡くなったと思われていた青凛の生き別れの兄・紫惺(しせい)が登場!
まさかの紫惺が生きていたことで宮廷内では王位継承争いが生じ、ここから一気に青凛の立場が揺らぎ始めます。
いや~正直この紫惺さん見るからに怪しいし絶対偽物でしょ!って思ってたけど、案の定ニセモノです!笑
ただし紫惺を王位に付かせたい一族の計らいとあわせて、「紫惺帰還の儀」で燕來の贈り物に蛇が仕込まれていたことで燕來は謀反を疑われ投獄。
そんな燕來を助けるため、青凛は蛇と話せる能力を使って直接蛇から犯人を聞き出し、冤罪となる証拠を集め無事に燕來を解放することに成功!
そしてここから一気に物語も佳境へ入っていくんですがーー
改めてここで国王が青凛がいるにも関わらず男児を儲けることに躍起になる理由をネタバレしていきます。
まず月下ノ国は、初代国王の胡雲曜(こ うんよう)が守り神である四聖獣の力を借りて、災いをもたらす四凶を封じ王座についたとされています。
しかし真実はそうではなく、雲曜が四聖獣のひとつである雨を司る聖獣・応龍を騙し力を奪った結果、王座を得たというもの。
そんな雲曜の行いに激怒した他の聖獣が応龍の力を取り戻すため、胡一族の男児を9年に一度生贄として捧げさせる呪いを施しました。
そして次の生贄として現国王に狙いが定められたことで、国王は死にたくないがゆえに自分の身代わりとなる男児を求めていたんですね。
いやマジで雲曜もクソだけど、現国王も自分のことしか考えないクソヤローですね(。-`ω-)!
まぁ最終的に現国王は聖獣たちの呪いによって殺されてしまうわけですが、逆にナーヤが王殺しの罪をきせられ処刑されることに!
しかし間一髪でナーヤを助けたのがーー応龍となった青凛でした。
そう、実は力を奪われた応龍というのが青凛で、力を奪われたせいで龍の姿を保てず記憶も失っていたと。
そしてここから一気にラストスパート!青凛が行方不明となったことで紫惺が王として即位するも、玖家が反乱を起こし戦になってしまいます。
青凛は争いと止めるため地上に降りるも戦は終わらず…。そこで青凛は、玖家を率いる燕來に決闘を申し込み強制的に争いを止めることを決意。
そしてラスト。本気の打ち合いで青凛は、燕來の首を落とす代わりに髪を切ることで決着させます。
さらに王家に謀反した罪として玖家の財産と家名を没収し国から追放。玖家は今後一切、家名を名乗れず、身一つで国を追われることに。
青凛は、友を失った悲しみを抱えながらも燕來を見送り、そのまま月下ノ国を治める王となります。
そしてナーヤは、月下ノ国の王妃として青凛の側に立ち、みなに祝福されながらエンディング♡
ということでお疲れさまでした!我ながら頑張ってカンタンに説明してますが、実際プレイするともっと複雑なんですw
…でもぶっちゃけ他√はもっと説明が難しい…ヤバいどうしよ(;´∀`)笑
ではクリアした青凛√ですが、胡一族の犯した過ちがすべての始まりだったこと、そしてその胡一族の標的にされたのが青凛だったいうのがキーポイントかなと。
伝承では雲曜が月下ノ国の英雄として語り継がれているものの、実際は人間でありながら応龍の力を奪って王位についたわけだから呪われて当然ですね(。-`ω-)
でも最終的に青凛が聖獣として生きるより、人間の王として生きることを選んだのは良かったです♪
ただ、唯一の友である燕來と別れることになったのは悲しい…。
ルヲ CV:山下誠一郎
《博識な貿易商》
- 各地を旅する貿易商人
- 宝玉の原石と交換する火貿易を担当
- 初対面の人とも直ぐに打ち解けられる
- 一方で本心を読ませない面も
- お面を使った変面人形芝居が得意
ルヲは、マツリカ村で取れた宝玉の原石と火種を交換する火貿易を行う商人として、マツリカ村の出入りを唯一許されている『公許火商』。
人好きするような笑顔と華やかな立ち居振る舞いで女性からも人気があります。
そんなルヲ√では、ルヲの隠された生い立ちと心に秘める目的を軸に物語が展開!
マツリカ村で宝玉鑑定士として働き、村のみんなから愛されていたナーヤですが、突如父の一族という男が現れたことで己が禁忌とされる凶の子《タオ・ウー》であることが発覚。
一変して優しかった村人から命を狙われる羽目になり、そこへさらに何者かがマツリカ村を襲撃したことで村はほぼ全滅。
故郷を失ったナーヤは、辛うじて村の外の知り合いであるルヲを頼りに山を下ることを決意します。
ルヲはナーヤを仮住まいしている部屋に招き入れ、マツリカの刺繍との交換条件で部屋に泊めてくれることに。
ちなみにマツリカ村が襲撃されるきっかけとなったのは、ナーヤが代替えの火種を街まで取りに来てしまったことが要因です。
本来なら3か月程度は保つ火種ですが、実は玖家の策略によって数日で消えるよう細工されたと後々明かされるものの、その理由は不明。
そしてルヲは、火種の細工に気づいていながらも見逃したことに責任を感じており、その償いとしてナーヤを助けてくれたというのが事実。
そんなルヲに対して、次第に申し訳なく感じるようになっていくナーヤ。
ただ他で働こうにもナーヤが持つ「炯眼」は、月下ノ国では災いを呼び忌み嫌われる存在のため、表立って外に出られません。
そんなナーヤを励ますようにルヲは過去に実在したが失われた、水上を高速で走るように蛇行する大きな船を作ることが夢だと語ります。
また、その船の設計図は散り散りになっているため、商人として各地を周りながら集めていることも話します。
そんなルヲの夢の話をきっかけに少しづつ二人の距離も縮まり、信頼関係も生まれていた矢先ーー。
ルヲの元にある依頼が舞い込み、ナーヤも取引を手伝うため国境を越えた先の砂漠の街ヌーヘラまで行くことに。
やはり思った通り、ルヲ氏、裏切りました(;´∀`)!
取引内容は、花嫁となる乙女と引き換えに設計図を手に入れるもので、ルヲはナーヤを自らの目的のために裏切ります。
信じていたルヲに裏切られたナーヤは絶望。
理由を聞いても、今までのルヲではないような軽薄な態度で返され、傷は深まるばかり。。
ちなみにこの時のルヲに罪悪感はあるものの、
「故郷を失った炯眼の娘だから」
「花嫁になるのが最上の幸せだから」
という《身勝手な善意》をナーヤに押し付けたんですね…。
正直予想してたからそこまでショックではないものの、ルヲに対して怒りは湧きましたw
しかも取引相手が欲した花嫁は、実のところ《生贄》であり、ナーヤは何も知らされず泉に沈められ殺されそうに‼
そこを間一髪で季苑(キエン)という何やら危険な香りがするイケメンに救われます。
その後、花嫁が生贄だと知らされず取引したルヲが焦って駆けつけるも、一度裏切られたショックからルヲを信じられないナーヤ。
それでもナーヤが逃げたことがバレてしまい、二人は街から脱出し砂漠越えをしながら別の街へと逃げることに。
旅の間の二人はギクシャクしつつも、互いの知識をいかし苦難を乗り越えていくうちにナーヤの中でルヲに対する警戒もとけていきます。
そしてルヲは改めてナーヤに謝罪。今後はナーヤを守ると誓い、同時に自分の生い立ちについて明かしていきます。
ルヲは、月下ノ国と海を越えた先を行き来する宮廷御用達の貿易商隊・蛇風を運営する風一族の跡取りでした。
しかし海賊によって両親を殺され、まだ幼かったルヲは海賊の子供として育てられることに。
また、ルヲの本当の名前は風季苑(フウ キエン)でしたが、海賊の息子・ルヲと名を差し替えられて育てられるという非道な仕打ちも受けていました。
ちょっとややこしいけど、ルヲの本当の名前はキエンで、ナーヤを助けた男キエンが本当のルヲであり兄(海賊の)だったと。
さらにその後、海賊として追われる生活に疲れた頭領は、最悪にも自らが滅ぼしたルヲの一族の貿易商隊になり代わることで生きながらえていきます。
しかし兄のキエンは、暴力も略奪もない日々のぬるさに嫌気がさし、父親を殺して海賊の頭領となり再び虐殺行為で生きていくことに。
ルヲは人を殺めることだけはしなかったもののキエンの命令には逆らえず、やむなく海賊行為をしていた過去も明かされます。
そんな中、ルヲはキエンの警戒の隙をつく形で目を攻撃して逃亡し、キエンは投獄。
自由になったルヲは、蛇風が使用していた船の復活を目的に商人として生計をたて今に至るーーというのがルヲの生い立ちになります。
しかしキエンが脱獄して目の前に現れたことで事態は一変。
キエンはルヲに復讐するため、執拗に計画をたて二人を追い込んでいきます。
そして最終的にルヲたちが行き着いたのは、かつて風一族が暮らしていた故郷・蛇風島。
そこでキエンはルヲを捕らえ、自分がされたことへの仕返しとして片目を抉り眼帯をつけさせ、自分の代わりに「隻眼の海賊」として国軍に付きだそうとします。
しかし海の引き潮を利用し、最後は身体を仮死状態にしてキエンの目を欺き逃げ出すことに成功!
そしてルヲとナーヤは、改めてキエンを捕らえる計画を立てていきます。
で、ここから一気にラストスパート(=゚ω゚)ノ
一方のキエンは、国軍に仲間を差し出すと同時に、自分は不慮の事故で亡くなったとされる第一公子の紫惺に変装して宮廷に潜り込みます。
でもこの変装を見抜いたルヲは、キエンの暴挙を暴くため、彼より早く宮廷に出向き策を練ることに。
ちなみにこの時、ルヲは自分の立場を証明するため、風一族の後継者の証である腕輪と衣装を着こむのだけど、この衣装がカッコイイんですよね♡
そして何も知らず国王の前で自らが第一公子・紫惺だと名乗ったキエンに対し、ルヲは髪色を戻す薬を使って嘘を暴くことに成功!
最後は、激昂したキエンにルヲ自らトドメを刺すことで決着。そして王には、隻眼の海賊討伐の報酬として風一族の再興を願い出ます。
そしてラスト!ルヲは故郷に貿易商隊・蛇風を再興させ、新たな仲間と共に船も復活させます。
それと同時にナーヤに結婚を申し込み、めでたく夫婦になった二人は蛇風として新たな地へと旅にでてエンディング♡
ってな感じでネタバレお疲れさまでした!いや~ルヲ√もなかなか長いw
私的にはなるべく分かりやすくハショッタつもりだけど、これ実際はもっとボリューミーですw
ということでルヲ√をクリアしての感想ですがーー
最初こそルヲに裏切られて信頼関係もぶった切られるわけですが、彼の過去と真実に向き合うことで本来のルヲが見えてくる展開はグッときました。
目的のため他人に心を許さなかったルヲが、ナーヤと出会うことで自分の弱さに向き合えるようになったのも尊い。
それと意外にもルヲと結ばれるのは後半で、実は軽そうにみえて軽くないという男っぷり♡
また、ナーヤの5歳年上で23歳という絶妙な年齢差も良かったです(∩´∀`)∩
ゼベネラ CV:羽多野 渉
《野蛮な雪山の王》
- 雪に閉じられた世界で暮らす白狼族の王
- 口数は少ないが決断力があり、周りからも尊敬されている
- 口笛で狼を呼び、共に狩りをする
- 雪山という厳しい環境で助け合いながら暮らしている
- とある人物との約束を果たすため山を下ることに
ゼベネラは、雪山という厳しい環境で狼たちと一緒に狩りをして暮らす白狼族の王。
ナーヤが白狼族の群王の血を引くことと、宝玉鑑定士だったナーヤの母チイカが持っていた首飾りを証拠に花嫁として迎えにきた人物です。
そんなゼベネラ√では、白狼族の花嫁としての暮らしながらナーヤの出生に迫るストーリーが描かれます。
まずざっくり共通√でゼベネラが絡むところからネタバレすると、
ゼベネラがナーヤを白狼族の血を引くことを理由に花嫁として迎えに来たことで、ナーヤがマツリカ村の外の者と結ばれてできた凶の子《タオ・ウー》だと発覚してしまいます。
タオ・ウーは、マツリカ村では災いを呼ぶ禁忌の存在であり、即刻排除の対象です。
しかもナーヤが持つ炯眼は、宝玉監鑑定士として必要不可欠な力であるため、村人はナーヤを殺すことで炯眼の力を他の者に引き継がせようと迫ります。
その矢先、突如としてマツリカ村が襲撃されてしまい、命の危険を感じたナーヤは離れた場所で待機していたゼベネラに助けを求めます。
ゼベネラは群れを率いてマツリカ村を襲撃する敵を排除。村はゼベネラに感謝の意を示すも、依然としてナーヤの受け入れは拒否。
ただし、マツリカ村で火を起こせることが分かったことで炯眼持ちが行う火貿易も必要なくなったことから、ナーヤはゼベネラの花嫁になることを決意。
そしてここから白狼族が住まう雪山で暮らすことになり、ナーヤと白狼族との関係が明かされていきます。
まずナーヤの父は白狼族を束ねる群王グスネラで、母はマツリカ村の炯眼持ちおよび宝玉鑑定士だったチイカ。
チイカはナーヤを安全に育てるためマツリカ村に戻るも、タオウーだとバレないようにマツリカ村で祭る神・蛍聲の子だと偽り出産した後亡くなっています。
一方のグスネラは、数年前に病で亡くなっていますが、実は瞳の炯眼を宿しており、亡くなると同時にその炯眼がナーヤに引き継がれていたことが後に発覚しています。
これが知られざるナーヤ出生の秘密です(=゚ω゚)ノ
そんなナーヤもゼベネラの花嫁として務めを果たしながら、群れのみんなとも少しづつ打ち解けはじめたころ。
雪山に住む四凶の一人とされる妖魔・窮奇(キュウキ)によって群れの子供が襲われてしまいます。
しかし突如としてグスネラから受け継いだ瞳の炯眼が発現したことで子供の居場所を察知できるようになり無事救出することに成功!
この出来事をきっかけにナーヤは改めてゼベネラとともに群れを守ると誓います。
ちなみに窮奇は、白狼族の先祖である仙虹の白君(ばいくん)によって雪山の地下深くに封印されているものの、少しづつ力を取り戻しつつある恐ろしい存在。
それでも白君の守りがあるゆえ、地上まではこれないと踏んでいたゼベネラ達は、窮奇の活動範囲を避ける形で群れを守っていました。
そんな矢先ーー窮奇が日中問わず出現し、あろうことか炯眼持ちであるナーヤに目をつけ食らおうと襲撃するように。
窮奇の襲撃に動揺を隠せないゼベネラ達に窮奇は嘲笑いながら、ある真実を突き付けます。
それはーー白狼族の守り神だった白君が、白狼族を見捨てて山を去ったこと。
さらに今後、白狼族の子供は一切生まれないと…。
白狼族の子が生まれないということは、一族の未来は滅びの一途をたどるのと同義。
そんな残酷な真実にゼベネラはーー
これまでどんな過酷な暮らしであっても白君を信じていたからこそやってこれた、それなのに白君は我らを裏切ったと悲しみと怒りを爆発させます。
また、それが真実であるなら子供を作れない自分とは違い、ナーヤは外の男となら子供が産める、ナーヤの幸せを願うなら手放した方がいいのか…とゼベネラは葛藤していきます。
一方のナーヤもゼベネラの子供を産めないなら妻としての資格がないこと、窮奇の狙いが自分であることから、村を出た方が皆を守れるのではないかと葛藤。
そして村をでることを決意したナーヤに対し、ゼベネラは「一緒に生きていきたい」と想いを告げることで再び絆を深めます。
また、この先子供が生まれないとしても、窮奇を打ち取ることが白狼族を守る最善策だと考えたゼベネラは、白君が白狼族に授けた《群王の槍》を手に入れることを決意!
群王の槍は闇をも払うとされており、先祖が眠る山頂に群王の遺体と共に埋葬されている武器。
二人は群王の槍を手に入れるため山頂を目指すも、途中で窮奇の襲撃を受けナーヤは地下へと引きずり込まれてしまいます。
しかし追い付いたゼベネラが群王の槍を手に窮奇にトドメを刺し打倒すことに成功!
ちなみにここでナーヤの父グスネラが窮奇に囚われ死した肉体のまま使役され立ちふさがるも、ナーヤの力で動きを抑え最後は天へ帰すことに。
ーでラスト!ゼベネラは、白狼族最後の王として山とともに生きることを決意。
そしてナーヤには、血は残せなくても一緒に生きていきたいと告げてハッピーエンドで終わりました♡
正直、ゼベネラが山に残ることを選んだのは意外でした(=゚ω゚)ノ
だって白君の加護はないし、そもそも白狼族の血を引かない子は狼と話すこともできないから生きる術を身につけられる年齢まで生きるのさえも大変そうだし。
いや…でも生まれた土地で生きていくことが白狼族らしい生き方でもあるかな(∩´∀`)∩
ちなみにもう一つのエンド√では、山を捨てて砂漠に移住し、最終的には砂漠に街を作って一族を繁栄させていくというものでした!
そしてゼベネラが白狼族の王として街を治めつつ、ナーヤは妃として側にいて、生涯子は持たずとも幸せそうだったので良かったです♪
それと砂漠√の方にエンディング後のエピソードがついているので、見方を変えれば砂漠√の方がベストエンド?にもなりえるのかなとも感じました。
まぁこれは好みの問題ってだけですね!
個人的には砂漠エンドの方が好きですw
それにしてもゼベネラとの初夜…なんか動物っぽくてビックリしたけど、後半はナーヤの顔をみて優しくしてくれたから良かったですw
でも初夜に緊張してるナーヤに対して、潔く服を脱ぎすてて「来い」とかいうゼベネラさんにはウケた(∩´∀`)∩w
二角獣 CV:永塚拓馬
《正体不明の二角獣》
- 神出鬼没で正体不明の存在
- 頭には二本の角が生え、爪は獣のように伸びている
- 人々を襲うと言われており恐れられている
- 骸骨のような仮面で素顔は見えない
二角獣は、人の姿でありながら妖のような角と獣のような爪を持つ、人のようで人ではない存在。
また、月下ノ国や各地に現れては人々を襲うと言われており、恐れられている存在です。
そんな二角獣ですが、本当はとても優しく繊細な性格の持ち主。
それを悪意ある人間に都合よく利用された結果、不気味で恐ろしい「二角獣」として存在せざるを得なくなってしまった悲しい人です。
そしてこの二角獣√では、特別な力である「炯眼」に深く触れながら、彼を生み出した人間の醜悪と秘められた真実に迫るお話になっています。
まず、いきなりですが二角獣にまつわるネタバレをしていきます。
二角獣は、カルマという元人間の青年でナーヤと同じ炯眼を持っています。
ナーヤの炯眼は、母チイカから受け継いだ「聲」の炯眼で攻撃性のない力です。
一方のカルマは攻撃性を宿す「爪」の炯眼。
同じ炯眼でも力のもとが異なるため、継承も異なる形で現れています。
そしてそもそもこの炯眼は、もとは四聖獣を束ねる力を持つ神・蛍聲の「聲・瞳・爪」の3つの力が根源となります。
また、それぞれ3つの炯眼は、聲をマツリカ村の民、瞳を白狼族、爪を月下ノ国の民に継承されるというもの。
(ちなみにゼベネラ√で登場する父グスネラの瞳の炯眼は、カルマ√では継承していない設定…だったはず。)
(いや…でも後半に継承したかも。ちょっと記憶が曖昧です)
ではなぜ爪の炯眼持ちだけが人間離れした姿になってしまうのかーー。
それは月下ノ国の胡一族の雲曜が四聖獣である応龍の力を奪うことで蛍聲の力を削ぎ、さらに蛍聲から爪の炯眼を奪った罪として呪いを受けたから。
炯眼はもともと神である蛍聲の力。それを人間ごとぎが扱えるはずもなく、雲曜は爪の炯眼を手に入れるも姿は醜く変形。
そして雲曜が死したあとは、月下ノ国の民に蛍聲の「爪の呪い」が炯眼として発症するようになったーーこれがカルマの身に起きた事実です。
また、爪の炯眼持ちは姿が変形すると同時に、徐々に自我を保てなくなり攻撃的になるため、意図せず人を殺してしまうことも恐れられる理由です。
でもこの真相からも分かる通り、悪いのはすべて雲曜なわけです。
雲曜の強欲がすべての罪の根源であるのに、雲曜が真相を隠したことでその罪のすべてを炯眼持ちが背負わされているーー
雲曜はまさに外道といってもいい(´^`メ)
でもそれだけで終わらないのが胡家一族。(雲曜の一族ね。雲曜は胡 雲曜です)
ーーっとまだまだ続く胡家の罪は、カルマとナーヤの出会いのなかで明かされていくため、まずは二人の交流から書いていきます。
ナーヤがマツリカ村で禁忌とされる凶の子《タオ・ウー》であることが発覚し、村人によって洞窟に囚われたところを救ったカルマ。
カルマはそのまま自分の住処である険しい谷の上にナーヤを運び、甲斐甲斐しく世話を焼いていきます。
ただ、カルマは牙があるせいでうまく言葉を話せません。また、爪もあるためナーヤを怖がらせないよう距離を取るカルマ。
それでも自分と同じ炯眼持ちのナーヤをお揃いだと嬉しそうに優しく気遣ってくれるカルマをみて、少しづつ警戒心も薄れ打ち解けていきます。
また、爪を気にするカルマのためにナーヤ自ら手袋を作ってあげるなど、言葉を交わさなくとも意思疎通がとれるくらい二人の距離も縮まっていきます。
そうして谷での二人暮らしが落ち着きはじめたころーー。
突然カルマが自我を失ったようにふらふらと出かけるようになってしまいます。
さらにナーヤは、だれの視点か分からない殺戮の現場の夢をみるように。。
そして目が覚めたのち、そこには血まみれのカルマの姿がーー。
そうーーナーヤがみた夢は、カルマが実際に人々を殺しまわる現場をみていたんですね。
ただ、カルマにはその時の記憶がないため、自分の体についた返り血も、自分がなにをしたのかも分かっていない様子。
そこへ今度は、月下ノ国の王専属の易師・麗究(れいきゅう)が現れ、カルマの意思を操りナーヤを殺させようと命令。
カルマは必至に術に抵抗しますが、自我を失いナーヤを殺してしまいそうになった瞬間ーーナーヤの炯眼が発動し意識を取り戻します。
そして自分を操っている麗究の身体に爪を突きたて殺そうとするも、麗究は不死身ゆえ生き返ってしまいます。
しかしそんな不死身の身体に絶望したのは麗究自身。
実は麗究にも蛍聲による呪いが与えられており、そのせいで死ぬことを許されず999年生きながらえさせられていたことが明かされます。
では、ここから改めて雲曜の一族である、胡一族が犯した罪についてまとめていきます。
遡ること999年前ーー嬅(か)一族の女王によって代々統治されていた雪月花王朝。
麗究は厳しい修練を積むことで人離れした技を身につけ不老不死となる《仙虹》を目指してた羽士(うし)でした。
仙虹を目指す理由は、彼女の師であり想い人でもあった仙虹・フエンと共に生きていきたかったから。
しかしフエンは、雪月花王朝の女王・嬅孔雀(か くじゃく)を守る仙虹であったため、麗究は次第に孔雀を疎ましく思うようになっていきます。
そんな麗究の想いを知った雲曜は、蛍聲の力を奪うための策略として麗究を唆し、禁術を使わせ掟を破らせることで利用しました。
その結果、情を優先し人の身を危険にさらした麗究の行いにフエンは激怒し彼女を破門。
その後、雲曜が蛍聲の爪の炯眼を奪ったことで麗究も呪いをうけ、不死身の身体になったーというのが彼女の罪であり過去。
ちなみに呪いとはいえ不死身になったことで、麗究の「フエンと同じ時を過ごす」という望みが叶えられたと思いきや…
その後フエンも死んでしまったため、麗究は一人残され、死にたくても死ねないという罪を生涯味わうことになったと。
それからは不死身の呪いを解く方法を探すため、また、雲曜が炯眼によって変形したことの腹いせとして胡一族の望みを叶えるよう約束させらせ生きていたと。。
さらに現国王の望みが王宮で力を持ちつつある玖家の力を削ぐため、秘密裏に村を滅ぼし、その恨みを玖家に背負わすためにカルマを利用していたことも明かします。
そんな麗究の過去と「死にたい」という願いを知って複雑な思いを寄せるカルマとナーヤ。
そんな二人に対し、麗究はもうひとつの真実を話します。
それは、カルマに施した術は意思を操る目的でもあったけれど、逆に意識を奪うことで炯眼による自我喪失の進行を阻止する役割でもあったと。
確かに操って利用したけれども術で炯眼から守り、贖罪として生きていくための知識を与え育ててきたとも告白します。
さらに己の罪を償い不死身を治す方法とカルマを人間に戻すための方法を話し、その決断をナーヤたちに委ねる麗究。
当然カルマを人間に戻したいナーヤは、麗究の言葉を信じて行動に移すことを決意!
まず必要なのは、マツリカ村に祭られている蛍聲の殻である大樹の角(枝)を取ってくること。
そこでナーヤは、人気がなくなる夜を見計らって再びマツリカ村へ入り、蛍聲の角を手に入れます。
その後、蛍聲の角で麗究の胸を貫くことで呪いを解放。麗究は感謝の言葉とともに生命の終わりを迎えます。
さらにもうひとつ。蛍聲の文様の服をきた人を探せという麗究の言葉を頼りに、その文様を持つ玖家を訪ね、カルマを人間に戻すための方法を聞き出すことに。
その方法はーーカルマとナーヤが持つ炯眼を蛍聲に還すこと。
そして玖家による儀式で二人の炯眼を蛍聲に還すことに成功し、カルマは晴れて人間の姿を取り戻します。
炯眼を失った二人は、炯眼持ちとして恐れられる存在でなくなった喜びから、今度はカルマの生まれ故郷を探す旅にでることに。
そしてその旅のなかで、ついにカルマとナーヤは愛情を確かめ合い結ばれます。
この結ばれるシーンもドキドキなんですが、その翌朝に照れあう姿も可愛らしいw
ちなみにまだカルマが炯眼を宿してたときー
満月の夜は何かしらの影響で欲情が抑えられない状態になってしまい、ナーヤを傷つけないために距離を取ることもありました。
こうした自分への気遣いと優しさを受け取るうちに、ナーヤのなかでも少しづつカルマへの愛情が育っていったんですよね(*‘∀‘)
そして旅の最終地点。カルマの故郷である石陰村へとたどり着くも、そこは山賊の襲撃を受け廃村と化していました。
その後景にショックを受けるカルマ。
それと同時に自分が爪の炯眼持ちとして自我なく村を襲撃し、人々を殺しまわっていた過去も思い出してしまいー
「こんな大罪を犯した自分は生きてちゃいけない。生きていられない」と絶望。
そんなカルマをナーヤは優しく抱きしめ、自分も一緒に罪を背負って生きていくと誓い、カルマもまた生きて罪を償うことを決意します。
そしてここから一気に物語が加速しエンディングまで怒涛の展開!
ふたつの炯眼を蛍聲に還す儀式をした玖家でしたが、実はその裏で蛍聲を囚え使役し王位を取り戻す企みが進行していました。
しかしそのタイミングで玖家を疎んじていた王が玖家を謀反の罪で侵攻。
さらに王は、王命のもと月下ノ国に火を放ち、それを玖家の仕業だと民をたきつけることで戦を仕掛けます。
そうー「王家こそ正義」だと王が麗究に命じ、麗究がカルマを使役して村を滅ぼさせ、戦の種を撒いていたことが今ここで芽吹いてしまったと。
もうマジで王、というか胡家って外道でゲスなのよ!!(どっちも同じ意味w)
そんな玖家と胡家の戦に利用された蛍聲は、霊魂の守護者である蛍を使ってカルマとナーヤに助けを呼びかけます。
そして戦場にたどり着いた二人が目にしたのは、金の首輪によって玖家に使役され苦しむ蛍聲の姿。
そこで二人は、炯眼を宿した者として自らの命を削る歌で蛍聲を呪縛から解放、同時に戦を止めることも成功させます。
そしてラストーー玖家と胡家の戦から半年後。
月下ノ国では、戦を終わらせたとされる守り神が幸運を呼び込んでくれると語り継がれていました。
そしてその守り神とされたのは、森の中に住まう白い獣となったカルマとナーヤ。
二人は命を削ったことでろくに人の姿を保てなくなり、一日の大半を獣の姿で過ごしながらも幸せに暮らしていました。
また、月下ノ国も新しい王が即位し安定。王家に反逆行為を働いた玖家は、王都を追放されることで極刑を免れたことも判明。
そしてカルマとナーヤは、白い獣として、時々人の姿として何にも縛られず幸せに生きていくというエンディングで終わり♡
ーーということで、これが二角獣、カルマ√のお話になります(∩´∀`)∩
かなり長いネタバレとなりましたが、ひとまずお疲れさまでした!
いや~マジで長かった!でも頑張ったワタシw
そしてこのカルマ√をクリアした感想としては、やっぱり爪の炯眼を宿したカルマの痛みや苦しみ、孤独は相当なものだったんだなと。。
でもだからこそ、同じ痛みを知るナーヤと出会えたことは奇跡だし、人の姿でなくても結ばれたことはすごく嬉しい結末でした。
見るからにふわふわでちっちゃくて、クリっとした目とちょこんとした鼻はもう触りたくなるような愛らしさ( *´艸`)
正直、人間以外の姿でも満足できる乙女ゲームキャラなんてカルマ以外いないのではw
ちなみにカルマとナーヤは子供の頃に出会っていて、カルマはその記憶をずっと持ち続けてナーヤを陰で見守っていたことも明かされています。
だからカルマにとってナーヤは最初から特別な存在だったと…マジで尊すぎる♡
それとカルマは満月の日は欲情を抑えられない状態になるのだけど、別エンド√の中で炯眼を宿したままナーヤと結ばれるシーンがあって…
もうなんというかね…牙が当たらないように口づけ、爪で傷つけないよう覆いかぶさっての…とかヤバすぎる( *´艸`)
それとやっぱり言いたいのは、雲曜たる胡一族の外道さよw
しかも燕來√、フェイ√でさらなる罪が暴かれるとなれば、もう《外道》以上の肩書を用意しておく必要があるかもしれないw
それとぶっちゃけ燕來とフェイのネタバレのボリュームを考えると…
……恐ろしいぜ(´ω`)♪
ってことでカルマ√のネタバレを終わりにしたいと思います!
他√のネタバレも楽しんでもらえると嬉しいです♪
玖 燕來(く えんらい)CV:堀江 瞬
《厳格な公子太傅》
- 月下ノ国『玖一族』現当主かつ次期国王の教育係
- 文武両道で頭の回転が速い
- 話が通じない者には言葉が厳しくなることも
- 物事を冷静に対処する能力にも長けている
- 華奢で小柄だが驚くほどの大食漢
燕來は、玖一族の当主であり、月下ノ国の次期国王である青凛に歴史や作法を教える公子太傅(教育係)。
また、文武両道に長け、物事を冷静に対処する判断力・洞察力もずば抜けていることから、青凛はもちろん、周りからの信頼も厚いお方です。
そんな燕來√では、玖一族の抱える秘密と王一族にまつわる因縁に翻弄されながら、「己の信念とは何か」を見出していくおはなし。
まず、燕來√は青凛√と同じ共通ルートを踏みながら、村を追われたナーヤを宮廷で保護するところからスタート!
ただしナーヤは、月下ノ国では当たり前とされる知識や作法を身につけていないため、玖家の遠縁として宮廷の重要な仕事を受け持つ御四房で働くことに。
しかし王家の料理を担当する御食房では、鳥頭をスパッと切り落としたことで追い出され、学び舎の御学房では女人であることから注目を浴びすぎて出禁。
続けて医療担当の御薬房では、独学の薬学を披露したことで疎まれ、最後の御武房では青凛の稽古相手を本気で務めたことを無礼だと追い出されてしまいます。
そんなナーヤに対し燕來は「宮廷で生きるなら己の信念を曲げることも必須」だと厳しく叱責。
しかしナーヤは、「正しいと思う考えを曲げてまで無様に生きたくない」と反論したうえで仕事は自分で探すと言い放ちます。
そんなナーヤの言動にさらに激怒した燕來は、ナーヤを組み敷き、女がひとりで生きていくことがどれだけ難しいのか、女としての屈辱を身をもって教えます。
そうして力で押さえつけられたショックから、最悪身を売る可能性もあるのだと理解したナーヤは燕來に謝罪。
そこで燕來は、改めてナーヤに自分の身の回りの世話をする下男として働くことを提案します。
ただし下男は主人と同性である必要があるため、ナーヤは性別を隠し男として勤めることを決意し、また名を《孔雀》と改めることに。
そうして燕來のお世話をするようになったナーヤは、彼の多忙さを知り、外でも食べられる菓子を作ったり、服に香を焚いたりと懸命に尽くしていきます。
そんなナーヤの見返りを求めない細かな気遣いに少しづつ信頼を覚えていく燕來。
ちなみに私としては、燕來が服にお香を焚かれていることに気づいたり、ナーヤの些細な気遣いにも気付いてくれること自体にキュンとしました♡
そうして下男の仕事にも慣れたころ、なぜ燕來は自分を放り出さず面倒を見てくれるのかと率直な疑問を彼に問いかけます。
そこで燕來は、ナーヤの炯眼が目的であることを正直に告白。その言葉を聞き、ちゃんと理由があったんだと逆に安堵するナーヤ。
さらに燕來がマツリカ村で行われていた火貿易の石を買い取っていたこと、宝玉の原石が蛍聲の鱗であり、それを玖家が集めていることも明かします。
ということでここで燕來が当主を務める玖一族について先にネタバレを入れます。
実は玖家の祖先は、月下ノ国ができる前、雪月花王朝を治めていた女王《嬅孔雀》の弟の《嬅燕緋(か えんひ)》の末裔。
そのため本来の王位は嬅一族でしたが、胡雲曜が蛍聲の爪の炯眼を奪い、雪月花王朝を滅ぼしたことで嬅一族も散り散りに。
そこで嬅燕緋は、雲曜から身を隠すために「玖」と名を改めると同時に、奪われた蛍聲を取り戻し、再び胡一族から王朝を取り戻すことを悲願としたーというのが玖家の内情です。
そして蛍聲を取り戻すために必要なものが、蛍聲の「聲・瞳・爪」の3つの炯眼と各地に散らばってしまった鱗なんですね。
だから燕來は、鱗である宝玉を買い取り集め、同時に炯眼持ちであるナーヤを側に置いていたと。
しかし時の経過とともに玖一族のなかでも、王位奪還とは別に宮廷での地位を求める輩も多くなってしまったことで派閥やもめ事も多発。
また、蛍聲を取り戻し解放することを望む燕來派と、蛍聲を取り戻し使役することを望む燕來の兄・燕粋(えんすい)派の二分化状態であることも明かされます。
さらに燕粋が景星節にマツリカ村の結界が薄れるのを知ったことで、鱗と炯眼持ちのナーヤを手に入れようと村を襲撃したことも発覚。
ただこの襲撃は、燕來によって阻止されたのでナーヤは無事でした。
ではここから改めて燕來とナーヤの日常に戻ります(*‘∀‘)
ナーヤが下男としての仕事に慣れ、燕來との会話も少しづつ増えていた頃。
燕來は自身が16歳で玖家当主になったことや青凛の太傅になった過去を語ります。
まず燕來は16歳で玖家当主になった後、現王応である応曜の守護役につくも実力不足として降ろされ青凛の教育係になりました。
一見、次期国王の太傅に命じられることも名誉ですが、王から公子として認められていない青凛なので実質的には降格と同様。
ただこの王命は、玖家がこれ以上宮廷で力をつけることを阻止する狙いと、優秀な燕來の芽を摘むという思惑もありました。
そんな現状を疎ましく感じながらも青凛の教育係として任務にあたる燕來。
しかし青凛と接していく内に、幼いながらも己の状況を理解する聡明さ、王としての風格や資質を持っていることに気付きます。
そこで燕來は、『青凛には何も与えない』という王命に背きながらも自らの知識を青凛に授けることを決意。
そうして青凛と燕來は、公子と太傅という関係性であると同時に、青凛が唯一心許せる”友”として信頼を築いていったと。
そんな燕來の過去を通してナーヤのなかでも彼に対する信頼が深まっていきます。
その矢先、湯殿で燕粋と遭遇してしまい、ナーヤが女であることがバレてしまいます。
そしてその事実を利用する形で燕粋は公子太傅を乗っ取り、燕來は青凛の太傅を外されてしまうことに。
さらに燕粋は、ナーヤの秘密をバラされたくなければと、燕來からナーヤを奪って自分の下男になるよう命令。
もうほぼ脅しのようなものですが逆らうことは許されず、ナーヤは燕粋の下男に下ります。
しかし案の定、燕粋がナーヤに手を出そうとして、間一髪で逃げ出したところを燕來によって無事に確保!
また、燕來は、ナーヤを燕粋から守るために、あえて炯眼持ちとして玖家へ招き入れることを決意します。
ちなみにこの時のナーヤは、瞳と聲の2つの炯眼を受け継いでいたため、玖家が探し求めている残りの炯眼は爪の炯眼のみ!
ただし炯眼は、炯眼同士互いに惹かれあうとされていたことから、爪の炯眼持ちの居場所もすぐに突き止めることに成功。
もちろんこの爪の炯眼持ちは、カルマのことですね(´ω`)
その後、玖家はナーヤを使ってカルマを捕らえようとするも反撃にあい、燕來も背中に傷を負ってしまいます。
それでもカルマを捕らえることに成功しあとは鱗のみ!といったところで再び蛍聲を解放するのか使役するのかで内部派閥が勃発。
さらにこのタイミングで燕粋が燕來から当主の座を奪うため、決闘を申し込みます。
なお、玖一族での決闘は、玖家に受け継がれる特別な舞をより正確に、かつ美しく舞えるかを競うもの。
ただし負けた者は家名を剥奪され、さらに玖家を追い出されるという決まり。
そうー卑怯にも燕粋は、負傷している燕來に勝負を持ちかけることで当主の座を奪い、さらに蛍聲を使役するという望みを叶えるために動いたんですね。
いやぁ燕粋…燕來のお兄ちゃんだけど性悪だわ(。-∀-)笑
もちろんそんな卑怯な決闘申し込みも受けて立つ燕來。
そして決闘当日ーー燕粋は見事な舞を踊るも、相手は玖家当主であり文武両道の燕來。
これまでにない美しい舞を披露したことで、燕來の勝利が決まったかと思われた瞬間ーー。
燕來の叔父の企みによってカルマは殺され、それと同時に爪の炯眼が燕來に継承されてしまいます。
悲願だった爪の炯眼を取り戻したことに歓喜する玖家。
また、燕來直下の部下のなかにも王位奪還を目的に動いていたことが発覚。
その事実に自分だけが《蛍聲を解放する》ことを目指し、他の誰も自分と同じ想いを持っていなかったと絶望する燕來。
そもそも燕來は、胡家が王位にいたとしても反逆行為をすれば戦になる、戦になれば民が犠牲になると、無理に王位奪還せずともいいのではないかと考えていました。
しかし炯眼が己の身に移ってしまったことで玖家を抑えられなくなり、それならば自分の手にある方が楽だと王都を責める決意をします。
そうして兵の手配を進めながら戦場へと到着。しかし爪の炯眼の力を使うたび、自我を奪われるような激痛に苦しむ燕來。
そんな燕來を気遣いながらも、何もできない自分に不安を抱えるナーヤ。
そしてここから一気に怒涛の展開!
炯眼同士は本人の意思とは関係なく惹かれあうもの…
そんな炯眼の力を制御できずナーヤに危害を加えてしまうことを恐れた燕來は、炯眼に自我を奪われる前に鱗を見つけ蛍聲を復活させるしかないと一人野営地を出ます。
その一方、傷ついた身体でひとり行方をくらました燕來を炯眼の力を使って追いかけるナーヤ。
そして燕來に追いついたナーヤも一緒に鱗を見つけて蛍聲を解放すると誓い、二人の逃亡生活がスタート!
そんななか、炯眼の力によってあふれ出る欲情を抑えようと苦しむ燕來に、ナーヤはすべて受け入れると告げ二人はついに身体を重ねます。
正直このシーンは、ドキドキも胸キュンもするんだけど、それ以上に切なくて苦しくて心が痛かった(´ω`;)
はじめてのナーヤを気遣い優しくしてくれる燕來だけど、「子種を殺す草を噛むから安心しろ」って言われたとき…
なんか心臓がギューーーとなって苦しかった( ;∀;)
だって既にナーヤは燕來のことを好きになりつつあるから、炯眼の影響だけで身体を重ねたワケじゃないはず。
同じく燕來も本心ではナーヤに惹かれているけど、炯眼による欲情が苦しくて、それを抑えるために行為に及ぶワケだから、その気遣いとして草を噛んだんだろうし…。
でも実際に炯眼が身体を重ねるきっかけになったのは事実だからこそ、相手への想いがすれ違ってしまい切ない。。
しかも一度だけじゃなく、何度も炯眼の影響+言い訳に身体を重ねるけど毎回草を噛み、それでいて口づけもできなかったもんだからーー
『炯眼がなければ燕來さんは私を抱かない』って余計に葛藤していく展開がつらい!!
ーーそんな旅が続く中。まさかの四凶が復活!でも四聖獣が人を見捨てたことで大地は枯渇し、貧困の影響から犯罪も増加。
さらには王も亡くなり、青凛も行方不明であることが発覚。
それでも自分たちのやるべきことを信じ、最後の鱗を手に入れた二人は、地下水脈を通って誰もいない玖家の儀式の間にたどり着くことに成功。
さらに旅の間で互いに同じ夢の中で見ていた《舞》が蛍聲を復活させる鍵だと気づきます。
そしてここから一気にラストスパート(∩´∀`)∩
燕來は、蛍聲から炯眼を奪った罪を一人で背負おうと、心の内を独白しながら一人儀式の間へと足を踏み入れます。
その背中に自分も一緒に舞うと声をかけたナーヤ。
そして反対する燕來に「燕來に罪があるのなら、燕來が自分のために流させた血は私の罪」だと語ります。
さらにここではっきりと《貴方が好きだからー》と告げます。
想いを告げられた燕來は、そのまま驚いた顔で固まってーー
顔をくしゃりとゆがめて《なんでこんな時に言うんだ…》と泣きながら笑います。
そこでふたりは初めて口づけを交わし、燕來もナーヤへの想いを告白。
《炯眼を失っても、蛍聲を取り戻してもお前と一緒にいたいと願っていた》
《理由がなくなっても、お前を手放したくなかった。理由を失うことが恐ろしかった…》
《私は、お前を、愛しているーー》
…もうこの燕來の言葉に涙涙。。切実すぎる言葉と想い、愛しさが胸を締め付けるってこんな感じなのかなって(>_<)
そして想いを交わしたふたりは、一緒に舞の舞台へと足を踏み入れます。
そのまま陣を描いた布で目を覆い、同じ所作で手を広げて、互いの先にある太鼓を叩きながら舞うふたり。
そしてラスト!
蛍聲が999年の眠りから目覚め復活。ふたりの炯眼も蛍聲に還ります。
燕來は蛍聲を前に、雪月花国最後の女王《嬅孔雀》の弟《嬅燕緋》の末裔、嬅燕來だと名乗ります。
また、蛍聲の目覚めを悲願とし、嬅の名を捨て玖と名乗り鱗を探していたことも。
その言葉を聞き届けた蛍聲は、大地から去ったはずの四聖獣に呼びかけ、五聖獣として四凶を切り裂き元の緑豊かな大地を取り戻します。
その後、蛍聲は二人を背中に乗せて宮廷の中央広場へと降り立ち、燕來こそ正当なる王位を継ぐ者であり、五聖獣が新たに王と認める者だと告げます。
その言葉を聞いた人々は、次々と膝を折り頭を下げ受け入れていきます。
そして新たな名を持つ国ーー
雪月花国の一代目国王《嬅燕來》の即位式が行われ、また、ナーヤも王妃として、二人争いのない平和な国を願ってエンディングでした♡
物語の始まりこそ、厳しい言動が多かった燕來が、最後には柔らかな笑顔でナーヤの手を引く姿を見ると、もうそれだけで胸がいっぱい♡
玖家当主として、清凛の太傅として、これまで様々な苦境に立たされながらも蛍聲の目覚めを悲願としてきた燕來の願いが叶ったことも本当に良かった!
しかも最後の燕來は、背も何となく伸びてより紳士っぽいイケメンになってる気がしてヤバかった( *´艸`)
もうね、燕來は文句なしで一番大好きなキャラ♡
もしかしたら他乙女ゲームキャラも含めて、指折りに入るくらいに好きかもしれない!
特に体の関係が先行したことで、逆に心が近づけなくなってしまった苦しさとか葛藤があって…だから最後の最後で想いが通じた展開は感動も大きかったです。
あと燕來は見かけによらず27歳!
ナーヤとは9歳差だけど二人とも美男美女だし、むしろその年齢差にドキドキしました♡
そしてクリアしたばかりだけど、もう一度振り返って周回プレイしたくなるくらい面白かったです(´▽`*)
ちなみに青凛は、本来の姿である聖獣の応龍となって燕來たちを祝福してくれたので、確執もなく綺麗なエンドになったことも良かった!
あ、そういえば燕來√では、外道な雲曜はあまり出てこなかったかも。
いや出てきてはいるけど、それよりも玖一族の問題の方がメインだったから、声を大にして言えてなかったなw
…ということで折角だから言っておきます。
蛍聲から爪の炯眼を奪い雪月花国を滅ぼした
雲曜は…ゲスである\(^o^)/
あ~スッキリした♪
ってことで燕來√のネタバレも終わります。
ラストのフェイ√のネタバレも楽しんでもらえると嬉しいです♡
フェイ CV:岡本信彦
《眷恋な族長継承者》
- マツリカ村の族長アゲドの息子
- 主人公とは幼馴染
- 毎夜主人公と蛍を採りに行くのが日課
- さっぱりした性格で頼りになる
- 貿易商のルヲとは馬が合わない
フェイは、マツリカ村の時期族長でナーヤとは幼馴染。子供の頃からナーヤに想いを寄せているも告白できず今も片思い中。
そんなフェイ√では、物語の最終章としてフェイとナーヤの秘められた真実に触れながら、物語の全体像が明らかになっていくおはなし。
マツリカ村で愛情一杯に育てられたナーヤでしたが、村の禁忌とされる凶の子《タオ・ウー》であることが発覚したことで状況は一変。
それと同時に村が襲撃されたことで、厄災を持ち込んだのは全てナーヤだと責め立てられる事態に。
そんなナーヤをフェイが救出し、そのまま二人しか知らない秘密の洞窟へと身を隠します。
予想もしていなかった状況にショックを隠せないナーヤ。そんなナーヤにフェイはこれまで隠してきた想いを告白。
そして自分が守るからとナーヤを連れて村へ帰り、暴言を浴びせる村人の前でもう炯眼は必要ないことと、村は結界で守られていたことを伝えます。
ちなみに結界の効力は一年。毎年景星節に族長家の男が結界を張りなおす儀式をすることで、外からは村が見えず入ることもできないというもの。
それでも納得せずナーヤを殺せと暴走する村人から守るため、フェイはナーヤに自分の妻になって欲しいと伝えます。
族長の妻になれば殺されない。でも承諾するかは、結界をはる儀式を見てから決めて欲しいとも…。
ここからフェイが抱える秘密についてネタバレしていきます。
まずマツリカ村を守る結界は術者の命を代償としたもので、結界を作ったのはマツリカ村で祭られている仙虹・フエン。
そして族長家はフエンの子孫であり、代々意思を継いで守っていると。
また、フエンの声は族長家の男のみ、12歳で聞こえるようになるため、フェイも12歳から父とともに命の命数を削り村を守っていたことが明かされます。
だから本当なら早く結婚して子を作らなければならなかったけれど、フェイはナーヤが好きだからできなかったとも告白。
結婚しても同じだけの時間を生きられない、子供を看取る悲しみ、そんな一族の宿命に巻き込みたくなかったと…。
なるほど…だから好きだけど告白できない、でも自分からは諦められないからナーヤが結婚してくれれば諦められると独り身でいたんですね(._.)
それでもフェイはナーヤを守るため真相を語ったうえで、茉莉花を贈り結婚を申し込みます。
また、村人への牽制もかねて仮の婚約の証として互いの首飾りを交換。
そんなフェイの真実と想いを知り、また同時に自分の気持ちに気付いたナーヤも結婚し妻になることを決意。
そして二人の結婚を認めてくれた数少ない村人たちとささやかな婚礼の儀をあげ、二人は夫婦となります。
夫婦となった初夜ではじめて結ばれるシーン、緊張でガチガチのナーヤを優しくリードするフェイとかニヤニヤでした♡
そうして夫婦生活がスタートするものの、そううまくはいかないのが掟に縛られたマツリカ村。
村人は、ナーヤを族長をたぶらかしたタオウーだと罵り、フェイも族長のくせに正気を失った者として罵詈雑言を投げつけます。
さらに夫以外の子供を宿すと離婚が成立するという意味不明な掟を実行させようと、村の男たちがナーヤを凌辱未遂。
ナーヤを助けたフェイはこの仕打ちに激怒し、「もうこんな村どうなってもいい」と村を捨てることを決意。
そのまま二人は馬に乗って村を脱出しようとするも、村人の追い打ちによってフェイが落馬し捕らえられ離れ離れに。
その後、ナーヤはフェイを探すも、逃げる際に残りの命の力を削ったせいでフェイが亡くなったことを知ります。
フェイを失い絶望に打ちひしがれるナーヤ。
それでもフェイが生かしてくれた命だと、ナーヤは弔い人として聖獣に祈りを捧げる旅にでます。
その旅の道中、仙虹フエンを祭る古い建物で祈りを捧げていた時…突然フェイの面影を宿す一人の男性が現れーー。
男性と言葉を交わした瞬間、突如として雪月花国の女王《嬅孔雀》だったころの記憶が流れ込みます。
そうー実はナーヤは、雲曜によって滅ぼされ王位を失った雪月花国の女王《嬅孔雀》の生まれ変わり。
雪月花国の女王・嬅孔雀には双子の弟・嬅燕緋がおり、さらに仙虹であるフエンと白君に守られながら王朝を統治していました。
また、雪月花国の女王は、代々蛍聲に祈りを捧げ対話することで守護を与えられ、それと同時に蛍聲の子を宿し血を受け継いでいくという習わしも。
ただ孔雀は、密かにフエンに恋心を抱いていたものの、仙虹は恋をしない元人間であることからその想いを封印していました。
ちなみにこのフエンが、カルマ√で登場した麗究の想い人で、白君がゼベネラ√で登場した白狼族の守り神的な存在の仙虹です。
そんな蛍聲の守護によって統治される雪月花国王朝を崩そうと考えたのが胡雲曜。
まず雲曜は、麗究の恋心を利用してフエンを宮廷から引き離し、その間に水の力を宿す四聖獣のひとつ《応龍》を騙し力を奪います。
そして宮廷に火を放ち襲撃。
しかし力を奪われた応龍は火の海と化した宮廷を守ることができず、さらに蛍聲は火を嫌う神のため、次第に力が弱まっていきます。
そんな用意周到たる策略を成功させた雲曜は、無慈悲にも神である蛍聲から爪の炯眼を奪い、雪月花国王朝を滅ぼします。
一方の蛍聲は、いつか再び復活できるよう瞳と聲の炯眼を孔雀に授けたのち、深い眠りへとつくことに。
そして雲曜は、新たな国、月下ノ国の王となり、雪月花国にまつわるすべての痕跡を排除すると同時に残党狩りを開始。
孔雀と燕緋は、生き残った者たちと共に山で隠れ暮らすも、胡家を許せずにいた燕緋は王位奪還のため山を下ることを決断。
ただし今のままでは胡家に勝てないことから、名を「嬅燕緋」から《玖燕緋》へと変えることで身を隠し、さらに人と交わり子孫を残すことが己の使命だと定めます。
また、蛍聲を復活させるには、蛍聲の殻・鱗・3つの炯眼が必要なことからー
燕緋は月下ノ国に身を置き、胡家の爪の監視と王位奪還を子孫に伝えること、そして《蛍聲の復活を玖家の悲願》とすることを命名。
逆に孔雀は、蛍聲の殻(大樹)が眠る場所に村を築き守ること誓います。
そうして孔雀と燕緋が別々の道を歩み、静かな暮らしが続いていた矢先。
嬅一族を抹殺しようと雲曜が村を襲撃。
孔雀は我が子を守るため、自ら囮となり雲曜の攻撃で致命傷を負ってしまいます。
自分の死期を悟った孔雀は、最後にフエンに隠していた想いを告げ静かに永眠。
同時に孔雀の子供である双子が《瞳と聲》の炯眼を引き継いだことから、兄は《瞳の炯眼》を守るために白君とともに雪山へ移住。
逆に妹は村に残ることで《蛍聲の殻》と《聲の炯眼》を守ることを誓い、さらに嬅の血を守るために外の者と交わることを禁じます。
そうーーこの掟こそがマツリカ村で凶の子が禁忌とされる由来だったんですね。
また、フエンが村を外敵から守るために結界を作ったのもこのため。
ただフエンは、孔雀を失ったことで自分も彼女を愛していたことに気付き、孔雀を生まれ変わらせようと仙虹の掟を破り力を使います。
また、フエンは己の身が尽きても、自身の零体の分身を族長一族として生まれ変わらせることでマツリカ村を守るよう果たします。
ということでなんとフェイはフエンでもあり、フェイの記憶を持つフエンでもあることが明かされます(=゚ω゚)ノ
そして孔雀も長い年月を経てナーヤとして生まれ変わったとーーこれがナーヤとフェイに隠された過去と記憶でした!
そんな過去の記憶を思い出したナーヤですが、それでも今の自分は孔雀ではなくナーヤだとフェイの面影を残すフエンに告げます。
また、私が愛したのはフェイであってフエンではないともーー。
そんなナーヤに対し、自分はフエンでありフェイでもあると優しく諭し寄り添っていきます。
その後、外の世界を知らないフェイの記憶から、外を見てみたいというフエンの希望で一緒に旅をすることになった二人。
しかしフエンのなかにフェイの面影を見つけるたび、ナーヤの中に小さな痛みと葛藤が生まれていきます。
それでもフエンとフェイはどちらも同じ存在であり、分ける必要はないのかもしれないと少しづつ受け入れていくナーヤ。
そうした気持ちの変化からフエンを受け入れられたナーヤは、改めてフエンと婚儀をあげ夫婦に。
そしてここから一気にラストスパート(=゚ω゚)ノ!
夫婦として結ばれ、再び小さな幸せを手に入れた矢先、ナーヤの中の孔雀が蛍聲の声に反応するように。
これは最後の鱗が玖家の手に渡ったことで、蛍聲が孔雀を取り戻そうと蛍を使って呼びかけているとフエンは見抜きます。
そして次第に意識を奪われ、孔雀として蛍聲のもとへ呼び寄せられるナーヤ。
そこでフエンは、もう二度と大切な人を失いたくないとナーヤの中の孔雀の記憶を消すことで蛍聲から守ることを決断。
ただし孔雀の記憶を消すということは、孔雀とフエンの思い出を消すのと同義。
それでも愛する人を二度と手放さないため、蛍聲からナーヤを守ったフエン!
孔雀の記憶を消したことでフエンの記憶も失ったと思われたナーヤでしたが、目覚めたあとに発した言葉はフエンの名。
ナーヤの中から孔雀の記憶を消してもフエンへの想いは残っていたと知り、フエンは涙ながらにナーヤを抱きしめエンディング~終わりました♡
ということでフェイ√、いやフエン√で完結♪
いや~フェイが死んだときは『え?まじで?』ってなりましたが、まさかフエンとして物語が進むとは予想外でした。
ただ…確かにフエンもカッコいいんだけど、フェイ×ナーヤで結ばれた後だから、ナーヤ同様すんなりフエンに鞍替えはできなかったです。
それにフエンとフェイは見た目も違う。
だけど最初こそ別人として見ていたのが同一人物だと感じるようになってからは少しづつフエンもいいなと思えるように♡
それとフエンもナーヤのことを孔雀ではなくナーヤとして接していたし、彼女を気遣ってフェイの恰好をしたこともフエンなりの優しさだなって。
また、フエンとして婚儀をあげて夫婦となったことで、いい意味でフエン×ナーヤとして見れるようになったのも良かったです♪
ただ、フェイ√としてこれがありかなしかは、個人の好みにもよると思うので甲乙つけがたいかもしれない(。-∀-)
ちなみに私、攻略前はフェイへの期待はそこまで高くなかったし、しかもフェイのままクリアできなかったことも少しだけ寂しいなって感じてるんですがーー
でもそれ以上にフェイ√をクリアすることで物語の全貌がみえた満足感だったり、フエンの中にある孔雀とナーヤへの愛情を見て『あぁフエンも好きだな』って思いました。
だから多少のもどかしさもありますが、これはこれで良かったなと!
そして最後は、やっぱりこの言葉で締めたいと思います。
ーー雲曜は最後まで立派なゲスでした\(^o^)/
ってことでフェイ√のネタバレ感想終わり♪
最後まで読んでくれてありがとうございました(∩´∀`)∩
マツリカの炯のサブキャラクター
マツリカの炯に登場するサブキャラクターはこちら!メインキャラクターたちとどう関わってくるのかも楽しみです。
サブキャラクター | 声優 |
---|---|
アゲド | CV:下山吉光 |
小蝶 | CV:白城なお |
紫惺 | CV:濱健人 |
後主様 | CV:浅利遼太 |
麗穹 | CV:飯田里穂 |
バオ | CV:日笠陽子 |
妖魔 | CV:橘龍丸 |
マツリカの炯の評価レビュー
マツリカの炯の評価レビューを本音でまとめていきます!
シナリオ | 84/100 |
---|---|
キャラクター | 82/100 |
糖度 | 82/100 |
音楽 | 79/100 |
ボリューム | 78/100 |
総合評価 | 83/100 |
マツリカの炯をフルコンプしての評価は、100点満点中83点と高評価!
正直3人ほどクリアした段階では、70点台に収まりそうな予感でしたが、全員クリアしストーリーの全貌がみえたことで、改めてシナリオ完成度の高さに感動!
ではどういった部分が評価につながったのか、良かったところ、イマイチだった点もまとめていきます。
マツリカの炯の良かったところ
まずマツリカの炯の良かったポイントはこちら!
- 中華系をテーマとした世界観
- 世界観の作りこみが丁寧
- ストーリー重視の作品
- キャラクターの背景設定が丁寧
- シリアスで切ない展開
- 恋愛過程も丁寧で違和感がない
- 全キャラ攻略して真相がわかる
- 立ち絵やスチルも綺麗
- 糖度は割と高めでドキドキする
- 個別√は割とボリューム多め
- ベストエンド以外の√も見ごたえあり
- 金太郎飴じゃない
- フローチャート選択あり
マツリカは、中華幻想×極上ロマンスをテーマとして、世界観・キャラクター設定・ストーリーなど、とても丁寧に作りこまれた作品でした。
特にシナリオの完成度は高く、フルコンプした時はまさかの弱ロスになったほど!
中華系なので聞きなれない用語も多く、序盤は世界観をつかむのに時間はかかるものの、個別√をクリアしていくごとに物語の全貌が見えてくる展開は文句なしで素晴らしいです。
また、キャラクターそれぞれに課せられた使命や宿命に苦しみ、葛藤しながらも運命を切り開いていく姿は心に刺さる部分も多かったです。
そして重要な恋愛についてもご都合主義は一切なく、丁寧な心理描写から切なく心がギュッとなったり、はたまたニヤニヤドキドキするようなシーンも多め♡
全体的にはシリアス展開ですが、最後まで物語を読み終えたあとの満足感…でも終わるのが寂しいと思えるロス度もある素敵な作品でした(∩´∀`)∩
マツリカの炯の気になるところ
一方でちょっと惜しいなと感じたところや注意点などはこちら。
- 中華系の単語が多くてやや難しい
- 伝承など理解するのに時間かかるかも
- 差別や凌辱シーンあり
- 攻略後のおまけ要素がない
個人的感想ですが、世界観が中華系なので聞きなれない単語や説明、伝承語りが多く、理解するのにちょっと時間がかかります(;´∀`)
ただ、これは読み進めていくうちに慣れて分かるようになるので、最初は難しいかも~という程度です。
それとストーリー上、伝承や掟に重きを置く展開から差別表現や女性蔑視など、見ていて「めっちゃ腹立つ!」というシーンも割と多めです。
また、攻略後のおまけ要素がないのは寂しい…少しでもいいから攻略後に解放されるコンテンツとかあれば嬉しかったです。
と気になる点もあげましたが、クリア後もう一度おはなしを読み返したくなるような作品でした!
なので中華系や伝承ストーリーが好きな人はもちろん、切なく苦しい恋、ストーリー重視派の方には超おすすめです♪
マツリカの炯のゲーム概要・スタッフ
タイトル | マツリカの炯-kEi-天命胤異伝 |
---|---|
発売日 | 2024年2月29日 |
原画 | 蓮本リョウ |
シナリオ | 吉村りりか |
ディレクター | 立松文悦 |
OP/ED/BGM | 月蝕會議 |
キャスト | 岡本信彦/山下誠一郎/堀江瞬/立花慎之介/羽多野渉/永塚拓馬 |
まとめ
今回は、Switchのオトメイト新作ゲーム『マツリカの炯』のあらすじやおすすめ攻略順、キャラクター別ネタバレ感想、評価レビューをご紹介しました。
ストーリーを読み進めるごとに感動や切なさで胸が詰まるような感覚になる素敵な作品なので、気になる方はぜひ遊んでみてほしいです♪
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気になるゲームがあればぜひ遊んでみてくださいね(о´∀`о)