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終遠のヴィルシュ(終ヴィル)おすすめ攻略順とキャラ別ネタバレ感想・評価レビュー

終遠のヴィルシュ(終ヴィル)おすすめ攻略順とキャラ別ネタバレ感想・評価レビュー
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オトメイト新作の乙女ゲーム『終遠のヴィルシュ-ErroR:salvation-』、通称「終ヴィル」!

ダークな世界観×美麗イラスト×超豪華声優と三拍子揃った乙女ゲームなので、気になっている方も多いと思います。

そこで今回は、終遠のヴィルシュ(終ヴィル)のおすすめ攻略順とキャラクター別ネタバレ感想、評価レビューをご紹介していきます。

※ネタバレは隠しボタンで記載しているので、未プレイの方でも大丈夫です。
本編の前に
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終遠のヴィルシュ(終ヴィル)のあらすじ

四方を海と黒き災いの花――リコリス・ノワージュに囲まれた西ヨーロッパの小国・アルペシェール。

この国の人間は23歳までに死に至る《死の呪い》を抱いて生まれてくるため、「死神に魅入られた国」と呼ばれる。

そんななか、関わる者全てが不幸になることから《死神》と呼ばれる少女がいた。

人生を嘆いた少女が自ら生を終わらせようとした瞬間、目の前に《死の番人》だと名乗る謎の男が現れる。

番人の導きにより、少女はこの国に巣食う《様々な死の謎》に巻き込まれていくーー死神に魅入られた者の運命が行きつく先は絶望だと知らずに。

まちゃり
まちゃり
イラストは「剣が君」の読さんが担当しているので、シナリオ×スチルも超期待!

終遠のヴィルシュ(終ヴィル)おすすめ攻略順と攻略制限

終遠のヴィルシュの攻略順

終遠のヴィルシュのメインキャラクターは6人

メインキャラクター声優
イヴCV:斉藤壮馬
リュカ・プルーストCV:平川大輔
マティス・クロードCV:天﨑滉平
シアン・ブロフィアーズCV:細谷佳正
アドルフCV:八代 拓
アンクゥCV:興津和幸

本作は全三部構成となっており、第二幕にて攻略キャラを選択できるようになります。

そして攻略制限があるのは、イヴ・アドルフ・アンクゥの3名。

残りのリュカ・マティス・シアンが初回から選択可能ですが、ある条件を満たさないと本エンドは見れない仕様になっています。

<初回攻略可能>リュカ・マティス・シアン

<攻略制限>

イヴ…リュカ・マティス・シアン 3人の絶望エンドクリア後に解放

第三幕…イブ・リュカ・マティス・シアン 4人の絶望エンドクリア後に解放

イヴ・リュカ・マティス・シアンの救済エンド…第三幕「救済エンド」クリア後に解放

ちょっと分かりづらいですが、要は第三幕の救済エンドがキーで、それでいて第三幕がアドルフとアンクゥ√になっています。

それを前提に私のおすすめ攻略順はこちら!

おすすめ攻略順
  1. マティス
  2. リュカ
  3. シアン
  4. イヴ(上記3人の絶望エンドクリア後開放)
  5. 第三幕(上記4人の絶望エンドクリア後開放)

ちなみにマティス、リュカ、シアンは、どの√でも他キャラのネタバレを含まないため、好きなキャラから攻略してOKです。

まちゃり
まちゃり
私が好きになったキャラはこちら♪アナタは誰が良かったですか?

気になるキャラTOP3:攻略前

  1. アンクゥ
  2. シアン
  3. アドルフ

好きなキャラTOP3:攻略後

  1. アンクゥ
  2. アドルフ
  3. シアン

終遠のヴィルシュ(終ヴィル)キャラクター別ネタバレ感想

マティス・クロード(CV:天﨑滉平)

終遠のヴィルシュのキャラクター

人を許す運命を拒絶した男

  • 年齢:17歳
  • 富裕区に暮らすクロード家当主
  • 部屋中が本で溢れるほどの読書好き
  • 気弱で人見知りが激しく、人と目を合わせることが苦手
  • 敬愛していた兄を死刑執行人に殺され、復讐のために犯人を捜している
ざっくりネタバレあり感想

マティスは富裕区に暮らす「出版」を代々生業にしてきたクロード家の当主。

内向的な性格ですが、過去に兄を殺した死刑執行人(ブロー)に復讐するため、事件解明に動くセレスたちと協力関係を結びます。

また、普段は気弱ながら運転する時は性格が激変したり、宿敵ブローが現れた際は憎しみのあまり感情が激高し暴走する一面も。

そんなマティスとブローに関する手がかりを追うなかで、死刑執行人事件とは別に娼婦連続失踪事件が多発していることを知ります。

そしてこの事件の犯人「配達人」がブローかもしれないと予想したセレスたちは、失踪した娼婦の手がかりを集めだすのですが、ここから物語は大きくあらぬ方向へと動き出します。

結論から言えば、娼婦失踪事件の犯人はクロード家に仕える執事のジャンで、その正体はクロード家の一人息子、カミーユ・クロード。

ジャンは過去に失った婚約者ロザリーを自分が望むリライバーとして生み出すため、極秘で人造人間(ホムンクルス)を作成し研究していました。

そしてマティスは、ジャンによって様々な人の記憶を組み合わせた偽りの記憶をダウンロードされ作られたホムンクルスだと。。

なのでマティスが持つ兄の存在や兄がブローに殺された記憶、両親から冷遇されていた記憶などは全てが作り物…それを知って絶望するマティス。

さらに追い打ちをかけるように、ジャンはマティスを監禁しあらゆる人格で覚醒させ、偽物の感情でもセレスに恋ができるのか実験してきます。

そしてラスト。何度も異なる人格で覚醒させられ苦しむも、最後には”オリジナル”としてセレスに恋愛感情を生み出すマティスにジャンは激高。

殺されそうになるもジャンをなんとか説得し和解しかけたところで建物が崩壊。マティスとセレスは仲間の助けもあり無事脱出します。

その後、ジャンを失ったことでマティスの命も終わり遂げますが、ジャンが最後にマティスのデータを研究所に送信していたことから、オリジナルのリライバーとして復活

マティスはこれまでの恋愛感情を失ったものの、セレスとの再会で再び恋に落ちてハッピーエンド。

まちゃり
まちゃり
ジャン怪しいな~と思っていましたが、まさか愛する人を蘇らせるために狂人になっていたとはw

でも最後の最後でマティスと和解し彼のために動いたことは、罪を認め本来抱いていた愛情を取り戻せた証なので良かったです。

そして記憶がゼロの状態から、セレスにもう一度一目惚れをして告白するシーンはとっても素敵でした(о´∀`о)

リュカ・プルースト(CV:平川大輔)

終遠のヴィルシュのキャラクター

人を導く運命を切望する男

  • 年齢:22歳
  • 教会や養護施設を回って子供たちに授業を行う訪問教師
  • 人当たりがよいが、正義感が強く几帳面な一面も
  • 病気の妹がいるためよく病院を訪ねている
  • 神を信奉しており、子供たちは賜りものだと大切に扱っている
ざっくりネタバレあり感想

リュカは、主人公セレスが暮らす施設の訪問教師を務める先生。

優しく丁寧な授業で子供たちからも慕われていて、周りから死神と恐れられるセレスに対しても分け隔てなく接してくれる人です。

ですがその正体は、胸に大きな穴を空けて心臓を持ち去るという残忍な手口を使う猟奇殺人鬼死刑執行人(ブロー)」。

また、死後に生き返るリライバーを”悪魔”と認識するエクソシスト教団の信者でもありました。

ただ、リュカがブローとして数多の殺人を犯すのには理由があり、それは不治の病を抱える実の妹ナディアの命を主治医、もといエクソシスト教団7代目教祖であるカプシーヌに握られていたからでした。

なお、カプシーヌの正体は、過去に国立研究所に所属し、遺伝子に魅了されるあまり非道な実験を行っていたことで追放された研究者オーティ。

追放後は見た目を変えたリライバーとして、エクソシスト教団を隠れ蓑にナディアの命を盾にリュカを騙し駒として使っていた悪人でした。

まちゃり
まちゃり
要は遺伝子目的のために神のお告げと称し、リュカに心臓を抜き取らせていたんですね

カプシーヌの正体を知らないリュカはナディアを少しでも延命させるため殺人を繰り返すも、年齢による呪いの症状悪化に加え、長年の洗脳と薬の過剰投与で心と身体はボロボロになっていきます。

そんなリュカの正体を知ったセレスは、彼を必死に説得し止めようとするも状況を変えることはできず。

そんな中、カプシーヌはナディアの遺伝子を変異させて化け物とし、用済みとなったリュカを再び洗脳し宿敵シアンを殺すよう命じます。

セレスは仲間と共にリュカを止めようとするも洗脳で声が届かず、異常な戦闘能力の前に次々と仲間の命が奪われていきます。

そして最後…セレスはアンクゥの力を借りリュカに致命傷を追わせることで洗脳を解き、ナディアを取り戻すためカプシーヌのもとへ。

カプシーヌを粛清し決着をつけたリュカは、化け物となってしまったナディアに自らとどめを刺すことで解放し、最後はセレスの腕の中で静かに眠りについてエンディングーー。

まちゃり
まちゃり
リュカ√は終始きつい展開の連続で、正直正体が分かった時点でお先真っ暗状態でした

というのもリュカ本人が死刑執行人なだけあって残虐シーンも多く、最後はリュカの手によって仲間も死んでいくため、全体的に重たく悲しい展開。。

それでいてリュカとナディアの兄妹愛、セレスへの愛情ゆえの葛藤がベースにあるので、救いたいのに救えないジレンマがすさまじかったです(ΦωΦ;)

ラストは本来のリュカとしてセレスの腕の中で最後を迎えられましたが、実質悲恋エンドなので切ない…。。

また、リュカは呪いによる短い寿命でも、リライバー化せず人間として人生を終えることを心に決めているで感慨深く、見てる側としても苦しかったです。。

シアン・ブロフィアーズ(CV:細谷佳正)

終遠のヴィルシュのキャラクター

人を生かす運命に熱狂した男

  • 年齢:23歳(肉体年齢)
  • 研究者・国立研究所所長
  • 記憶のダウンロードを創った天才科学者
  • 自身もリライバーとして長い年月を生きている
  • 人は使い捨ての道具であり、感情はバグだと思っている
  • 効率主義者で、自分や身内の命でさえも研究材料の一部という思考の持ち主
ざっくりネタバレあり感想

シアンは60年前にリライバー技術を開発・確立した天才科学者であり最古のリライバー。

感情が希薄で他者への共感や思いやりといった人間性が欠如しているため、敵も多く王族からは暗殺者を差し向けられるという超曲者キャラ。

そんなシアン√では、リライバー技術を巡る内部派閥や王家の陰謀を主軸におきながら、シアンの人間性が変化していく様子が描かれています。

まずシアンが実権を握るリライバーは、死んでも生き返られるという”延命”を重視したもので、死ぬ前の感情、とくに恋愛感情は持ち越せず消えてしまうことが問題点でした。

そんなある日、胸を掻きむしられた跡が残る変死事件が発生し、偶然にも第一発見者となってしまったセレスは、死神の噂も相まって犯人扱いされてしまいます。

そこでセレスは身の潔白を証明するためイヴたちと変死事件を調べるために動き出すも、手がかりが掴めず難航。

しかしシアンから部屋の掃除係に任命されたことで、変死事件の情報を集められると考え研究所で働くことに。

そして最初こそシアンの粗暴さに遠慮がちなセレスでしたが、研究に厳しくも息抜きでパズルを楽しむ姿など意外な一面を見るうちに、いつしかシアンの役に立ちたいと思うようになっていきます。

同じくシアンもセレスが側にいるのが当たり前と感じるようになった矢先、王家から突如変死事件の情報が告知されます。

それは、変死事件はリライバー限定で、かつ心臓が感情負荷に耐えきれなくなっておきる欠陥「メモリークラッシュ」だと発表。

しかもリライバーを作成するシアンが変死事件の真犯人だと証拠もなく糾弾したことで、シアンやその協力者でもあるセレスたちも命を狙われる羽目に。。

まちゃり
まちゃり
この時の施設襲撃シーンで子供たちやアドルフが犠牲になる展開はまじでキツイ…

そして物語の大詰め…王家の陰謀で乗っ取られた研究所を奪還するため、これまで否定してきた全感情を持ち越したリライバー化をシアン自ら成功させることでダハトを寝返らせることに成功。

その後、自分を陥れた王家のリライバー権限を削除すると同時に再度実権を取り戻します。

そしてラスト、シアンは初めて恋愛感情を生むことができたセレスに対し改めて愛を告白し、近い未来には呪いも解き明かすと宣言してエンディングーーでした。

シアン√は、とにかくシアンの横暴っぷりに若干振り回されつつも、彼の持つ信念や正当性に舌を巻く展開で面白かったです。

最初は冷徹×非人間なイメージだったのに、敵を真っ向から欺き報復していく「やられたらやり返す」という展開にスカッとして好感度もぐんぐん上がりました♡笑

逆に絶望エンドは、死んでしまったセレスの記憶を自分にダウンロードするという、予想外ながらシアン√だからこそ描ける悲しい展開で胸にきました。。

まちゃり
まちゃり
それにしても細谷さんの低音ボイスでのディスっぷりがかっこ良すぎる笑

イヴ(CV:斉藤壮馬)

終遠のヴィルシュのキャラクター

人を愛する運命を享受する男

  • 年齢:18歳
  • 自警団の一員で、便利屋「クルーン」を営んでいる青年
  • 真面目で誠実な人柄で、周りからの信頼も厚い
  • 博愛主義者で悪事さえも受け入れられると思っている
  • 幼い頃に事故で負った火傷が原因で両親に捨てられた
  • いつか自分を愛してくれる相手に出会えると信じている
ざっくりネタバレあり感想

イヴは庶民区で便利屋を営みながら、アドルフと同じ自警団にも所属している青年。

重度の博愛主義者ゆえ例え犯罪者であっても手を差し伸べてしまう優しさから住民からも慕われています。

ですがセレスは、イブの顔半分のやけどを隠す仮面を見て、彼が7年前の火事で自分を助けてくれた少年であると気づきます。

そしてそれを負い目と感じうまく踏み込めないセレス。イブはそんなセレスに対しても「恨んでいない、君もあいすべき存在だ」と優しく受け止めます。

ちなみにイブの過去は、セレスとは違った意味で壮絶で、顔半分のやけどのせいで親に捨てられ周囲からも腫れ物のような扱いをされてきました。

誰からも愛されない、愛してもらえない。愛されるにはどうしたらいいか…。

そこで出した結論は、自分が愛すれば周りからも愛してもらえるのではないかという見返りを前提とし、過剰な博愛主義になっていったんですね。。

そして少しずつ二人の距離感が縮まっていた矢先、収束しない殺人事件の混乱を収めるため、王家はセレスが犯人であると全ての責任を転化させてしまいます。

それをきっかけに住民の非難がエスカレート。ついにはセレスを守るイヴさえも迫害の対象として卑劣な暴力を受けるようになっていきます。

さらになぜかイヴに呪いの症状がではじめたことで、焦ったセレスはシアンに協力を求めるため一人研究所へ。

一方のイヴはアンクゥの助言により、リコリスの花畑に眠る祖父の墓で見つけた手記にて自分がかつてアルペシェールに訪れた漂流者の末裔だと知ります。

さらにリコリスの花、別名彼岸花は災いを呼ぶ花ではなく、災いを吸い取る花として土壌の毒素を吸収しその身に宿していることも発覚。

まちゃり
まちゃり
要は国を覆う呪いの正体は、土壌に含まれる毒が原因だったってことですね

衝撃の真実を知ったイヴ。それと同時にセレスの血液を調べていたシアンはもうひとつの真実…セレスの遺伝子がリコリスの花の性質と同じであることを突き止めます。

さらにセレスが無意識に体内に溜め込んだ毒素は、許容量をオーバーすることで周囲に排出され、長期間吸い続けた人間を死に至らせる正真正銘の「死神」だと。

この結果からシアンはセレスをクローンとし、それを国全土に生き埋めにすることで国を救うという生存戦略を提案。

その真実に絶望したセレスは、自分の命で人が救えるならとシアンの提案を受け入れるも、イブは彼女を失いたくないとセレス奪還を決意します。

そして仲間の協力と犠牲によって研究所の最奥へと辿り着き、シアンを一騎打ちで退けることに成功。

しかし突如機械が暴走し、その影響でセレスの体内で増幅された毒素が排出されるようになってしまいます。

そしてラスト。今度こそイヴを死なせないためセレスはリコリスの花畑で自害しようとするも、イヴの命がけの告白により一緒に生きていくことを決意。

最後はアンクゥの霊薬で死神の能力を抑え込み、二人は命が尽きるまで隠れ場で静かに暮らしてエンディングーーでした。

まちゃり
まちゃり
イブ編はセレスの秘密も明かされるのでかなり長かった~w

イヴの全体的なイメージは、とにかく差別や迫害やら人間の持つ残酷さが全面にで出ていたので、結構イライラさせられたし精神的にもキツイ展開の連続でした(._.;)

それと本作はセレス視点だけでなく、セレスによって傷ついている人の心情も丁寧に描かれているのも良かったです。

例えばヒューゴ視点だと、セレスがイヴの人生を狂わせた原因であることは確かで、イブを大事に思っているからこそセレスを憎んでしまうのも分かるなと。

そしてイヴもヒューゴが呪いで死んだことで、セレスに対して愛情だけでなく憎しみも抱き、それでも失いたくないと彼女に生きる意味を見出すシーンは感動の一言。

正直イヴも心からのハッピーエンドではないですが、ラストは儚くも美しく、それでいて切ない結末だったと思います(ノД`)

アドルフ(CV:八代 拓)

終遠のヴィルシュのキャラクター

人を求める運命と共鳴する男

  • 年齢:21歳
  • 主人公と同じ養護施設で育った自警団のリーダー
  • 現在は街外れで一人暮らし
  • ぶっきらぼうな言動が多いが根は優しく、困った人を見過ごせない
  • 主人公にとって頼れる兄のような存在
ざっくりネタバレあり感想

アドルフはセレスと同じ施設に住んでいた青年で、自警団のリーダーを務める兄同然の存在。

口数が少なく家族とイヴやヒューゴなど、信頼のおける人以外あまり寄せ付けないところがありますが、仲間思いでかっこいいキャラです。

そんなアドルフですが、実は国外で生まれ幼い頃にアルペシェールにやってきた第二の漂流者でした。

そのため死の呪いもきかず23年以上生きているのですが、それを証明してしまうと自分が漂流者であるとバレてしまうことになります。

だからこそ正体を悟られないため年齢を偽証し、呪いに対しても「自分は人より身体が丈夫なだけ」と必死で隠していました。

ちなみにアドルフを拾ったのはマムで、マムだけがアドルフの秘密を知る存在です。

また、セレスに対しても儀妹ではなく、ひとりの女性として恋愛感情を持っており、それを隠していました。

そんななか、街で他殺事件や変死事件が多発。セレスの存在が危険視されるようになったことからアドルフの家に身を隠すことに。

そこへまさかのアンクゥも乗り込む形で3人での同居生活がはじまります(‘▽’*)笑

まちゃり
まちゃり
無断で部屋を荒らすアンクゥに怒るアドルフの喧嘩は、見ていてほっこり♡

なお、この第三幕はある意味真相√でもあり、アドルフとアンクゥを中心に物語が進行していきます。

また、これまでカプシーヌやジャンを追い詰めるにあたって度々名前があがっていた「支援者」との直接対決となります。

結論から言えば、支援者の正体は国立研究所の副所長ダハト

ダハトは恋愛感情や親愛など大切な感情をリライバーに持ち越せる研究を続けていましたが、それは亡き母を普通の人間として蘇らせたかったから。

そしてもうひとつの真実。ダハトはかつて王族に暗殺された女王クリスティーヌ・レーヴポワールの第一子であるリアム・レーヴポワールでした。

クリスティーヌは死の呪いの解明に尽力していた名君でしたが、私腹を肥やす王族の陰謀によって暗殺。

息子であるリアムも拷問の末処刑が決まっていたが命からがら逃げ出し、15歳でリライバーとして生き返った後、今度はダハトとして王家への復讐のために動いたんですね。

そして最終的に国中の地下に爆弾を設置し、高濃度の毒素を仕込ませることで王族はもちろん全国民を殺したのち、人間としての命を尊ぶ「普通の人間」だけの国を作ろうとします。

セレスたちはダハトを止めるため地下にある秘密の研究室へと乗り込み対面しますが、そこでさらなる真実が明かされます。

それは死神の原因である土壌の毒素による汚染は、実はレーヴポワール家が他国の侵入を防ぐために撒いたものだったとーー。

でも研究は失敗。その真実を知られると王家の権威は落ち、国民の反発、反乱で王家滅亡も免れないことから、それを隠すために「死の呪い」としたと。

まちゃり
まちゃり
でもって責任逃れするために、セレスをスケープゴーストに仕立て上げ高みの見物をしていたと…まじで鬼畜w

さらにセレスがクリスティーヌが最後に亡くなったリコリスの花畑で生まれたことで、彼女の遺伝子の一部を受け継いでいることが発覚。

そして女王を復活させたのち、毒素を吸収するセレスのクローンを大量に作り全土に埋め、さらにアドルフの漂流者としての再生細胞を呪いの特効薬にすると。

まさに狂気の沙汰である(゚∀゚)!!

そこへまさかのマムことサロメが現れ、自分の正体がかつての女王クリスティーヌ・レーヴポワールであることを告白。

そして母として息子を悪事に走らせてしまった報いとして自ら止めをさし、サロメも亡くなってしまいます。

ここから物語もラストスパート。
なお、ここからエンディングまではアンクゥの秘密と彼の言動が大きく影響するため、アンクゥに関するネタバレは個別√にて記載。

ダハトによって培養液に入れられ、身体中に回った毒素の痛みにあえぐセレスを助けようとするアドルフ。

最後はアンクゥの力とアドルフの細胞を体内に取り込むことで汚染を一時的に停止させたのち、アドフルによって作られた抗体を再度取り込むことで体内毒素の排除に成功。

また、シアンはアドルフとイヴの血液から特効薬を開発し、国中の民に投与することでアルペシェールは死神の呪いから解放されました。

そしてエンディング…セレスは死の呪いを宿す少女ではなくなり、普通の人間として23歳を迎えた日にかつてアドルフから受けた愛の告白の返事をしてハッピーエンド!

まちゃり
まちゃり
ちなみに他のキャラクターも死ぬことなく、それぞれ幸せを噛み締めながら生きています

不治の病だったナディアも回復し、殺人鬼として多くの犠牲を出したリュカもシアンの護衛役として極刑を免れ、妹と慎ましがら幸せな生活を。

マティスはジャンがクロード家の養子として授かった赤ちゃんをあやしながら、過去の事件の顛末を物語として執筆することを心に願いながら。

ジャンもシアンの意志で研究所の支援と定規定な助手としての労働を引き換えにある程度の自由を。

イヴは自身の血による特効薬で火傷痕も薄まり、ヒューゴとともに始祖の遺灰を故郷に送り届けるための旅へーー。

そしてシアンは研究所を脱走した足でサロメとダハトの墓参りをしながら、新たな研究テーマ「遺伝子疾患」へと思いを馳せる…。

ということで実質、この第三幕が救済エンドおよび真相であるとともにアドルフエンドでしたね(‘▽’*)

他キャラの救済エンドも本当の意味でのハッピーエンドではないので、唯一セレスが幸せになれるのはアドルフだけだったと思うと切ないですが、幸せになってくれて良かったです。

まちゃり
まちゃり
それにアンクゥがいなければ掴み取れなかった幸せなので、アドルフ同様にアンクゥも大事な存在でした

さてさて、アドルフのネタバレがかなり長くなってしまいましたが、続いてアンクゥの秘密と彼の思いを書き留めにいきたと思います。

良ければ引き続き、アンクゥの真相を読んでみてくださいね(о´∀`о)

アンクゥ(CV:興津和幸)

終遠のヴィルシュのキャラクター

死を司る運命を翻弄する男

  • 年齢:???歳
  • 死の番人を名乗る神出鬼没な存在
  • 主人公の自死を止め、国に巣食う死の謎を暴くよう持ちかける
  • 人を煙に巻くような言動が多い
  • 真意をくみ取ることが難しい
ざっくりネタバレあり感想

アンクゥは「死の番人」と名乗る不思議な青年。

セレスの自死に立ち会わせた際、この国に蔓延る呪いの要因を突き止めれば普通の少女にするという契約を持ちかけてきた人です。

なお、アンクゥが大きく関わるのは、第三幕でアドルフと一緒に語られていくため、ここではアンクゥの秘密と彼がどんなラストを迎えるのかをまとめていきます。

アンクゥは、普段は冥界で暮らしアルペシェールで死亡した魂の管理を行う死の番人と本人は語っていますが、実はそうではありません。

彼の正体は、もと人間で、かつて死んでしまったセレスを救うために未来から時間を遡ったアドルフ本人

土壌の毒素による汚染で「死神」として苦しむセレスを解放するには、まずアルペシェール全土にリコリスを植える必要があると考えたアンクゥ。

それと同時にリコリスを摂取し、直接自分の体に毒素を取り込むことで抗体を作り続けていくことを決意。

ですが当然ながらリコリスを摂取していくとその数が減ってしまうため、自分の代わりにリコリスを枯らさず守る役目をイヴの始祖に託したーーというのが彼の真実。

そう、なので、かつてイヴの始祖が出会った死神というのは未来から来たアドルフで、彼の願いを託される形で「リコリスの守護者」として代々約束を守ってきたんですね。

そして始祖は、アドルフに契約と友好の証として新たな名前ーー「アンクゥ」、別名”死神”という意味を持つ名を贈りました。

ちなみにアンクゥ(アドルフ)が不死の体を持つのは、過去にシアンの実験を受けた際の後遺症で、異なる容姿は異常な細胞分裂の結果、アドルフ本来の姿を失ってしまったから。

また、アドルフが持つリコリスの知識はかつての親友イヴから譲り受けたものーー、要するに過去・現在・未来と時間が繋がっているためです。

では話を少しもとに戻してーー

何百年という長い年月で必死にリコリスの毒素を摂取し続け、苦しみにのたうち回りながらもセレスが生まれる日を待ち続けるアンクゥ。

そしてようやく念願のセレスと出会い呪いから救おうとするも、ダハトの企みによってセレスは瀕死状態に…。

(※ここから第三幕のネタバレにあるラストスパート部分に繋がります)

まちゃり
まちゃり
アンクゥがセレスに会うために捧げてきたものは壮絶で、だからこそ絶望してしまう姿はもう見ていられない…

重度の体内毒素の蔓延で、これまで数百年かけて作り続けてきたアンクゥの抗体も効かず、理不尽な痛みに苦しむセレス。

そしてセレスを失った世界で終わらない永遠を生きることに絶望したアンクゥは、ついにセレスを死して眠らせることを決意。

一方のアドルフはセレスを救うことを諦めず、絶望で暴走するアンクゥに対し剣を抜きます。

そしてセレスが見つめるなか、最後までその場に立っていたのはアドルフ。ですがアンクゥはそれをも見越して銃弾に特殊な薬を埋め込んでいまいた。

それは変異した細胞を更に変異させるもので、セレスの遺伝子を抑え込む新たな遺伝子になりうるというもの。

そしてラストーー。アンクゥはもう一度自らの心臓を銃で打ち抜きます。

アンクゥの死期を悟ったアドルフは、リコリスを花束にして握らせ、セレスに最後の思いを伝えさせます。

そしてセレスが花束を受け取り名前を呼ぶと、アンクゥは安らかな笑顔とともに眠りについくのでしたーー。

まちゃり
まちゃり
この続きがアドルフのエンディングに繋がっていきます

いやもう正直、アンクゥの抱える秘密と過去は、どのキャラよりも苦しくて絶望感ハンパなかったです(._.;)

永遠とも呼べる長い年月をひとり苦しみ、セレスの生きている姿をひと目見たいと、自分ではない誰かであっても幸せそうに笑う姿が見たいと切望する姿は涙が溢れそうに…。

また、過去と未来、辿ってきた時間の違いでふたりのアドルフの運命が変わってしまったことは、本当に切なく心に刺さりました。

でもだからこそ、アンクゥの幸せエンドが欲しかった…(/_;)

アンクゥの悲恋エンド

アンクゥの個別エンドは、悲恋エンド。

アドルフを倒したのち、セレスを抱きかかえたまま炎で焼き払ったリコリスの花畑で自分の思いを告げます。

そして大量の毒素で死に至る前のセレスに優しく終焉の口付けを落としてエンディングーーでした。

もうどうあがいてもアンクゥは生きてセレスと結ばれないので、こっちはこっちで悲しすぎるエンドです(/_;)

しかも第三幕の救済エンド(アドルフの方)後に、他キャラの本エンドが解放されるので、正直アンクゥでロスしすぎてそれどころじゃないという…w

まちゃり
まちゃり
だからやっぱり…アンクゥの救済エンドが欲しい!!

終遠のヴィルシュのサブキャラクター

終遠のヴィルシュサブキャラクター出典:公式「終遠のヴィルシュ」

終ヴィルのサブキャラクターと声優さんたちも一覧でご紹介。

果たして本編にどう絡んでいくのか楽しみです!

サブキャラクター声優
サロメCV:桑島法子
ヒューゴCV:山下誠一郎
ダハトCV:土岐準一
ディア・プルーストCV:久保田梨沙
カプシーヌCV:沢城千春
ジャンCV:高塚智人

終遠のヴィルシュ(終ヴィル)の総合評価レビュー

それでは終遠のヴィルシュの評価をレビューと合わせて本音でまとめていきます。

まちゃり
まちゃり
ちなみに私のゲームレビューは基本ちょい辛となります
総合評価82/100
シナリオ84/100
キャラクター84/100
糖度72/100
音楽75/100
ボリューム82/100

個人的な終ヴィルの総合評価は、100点満点中82点とそこそこ高評価!その理由も紹介していきます。

終遠のヴィルシュ(終ヴィル)の良かったところ

まず良かったところはこちら!

  • シリアス×ダークな世界観
  • 作り込まれたストーリー
  • キャラクターの丁寧な心理描写
  • √ごとに明かされていく真相
  • ご都合主義なし
  • 悲恋エンドも良い
  • 登場キャラ視点で魅せる演出
  • 個別√のボリュームも多め
  • 金太郎飴なし
  • 美麗なスチル&イラスト
  • フローチャート選択あり
  • 目パチ口パクあり

まず世界観にあったダークでシリアスなストーリー展開とキャラクターの丁寧な心理描写は、純粋にライターさんの力量が感じられてすごいと思いました。

また、主人公が死神と言われる理由も妥協せず残酷なまでにしっかり演出されているので、気づけば世界観に入り込みキャラクターへも感情移入させられます。

それとルートごとに向き合う事件が異なり、ボリュームも結構多めなのも個人的に良かったポイント('▽'*)

まちゃり
まちゃり
イラストも超キレイでずっと見ていられるほど♪

ちなみに糖度は低めですが、シリアスな世界観ゆえ、命の尊さや儚さといったものに重きを置いた作品として満足でした。

終遠のヴィルシュ(終ヴィル)の気になるところ

一方で気になったところはこちら。

  • 差別&迫害シーンが多い
  • 残虐&暴力シーンも多い
  • 救済エンドまでの道のりが長い
  • ストーリーがやや複雑かも
  • 鬱展開ゆえストレスになるかも?

まず全体を通して一番気になったのは、救済エンドまでの道のりが長いこと。

というのも最初にたどり着く救済エンドまで少なくとも4人の絶望エンドをクリアアする必要があり、しかも全部が重たく長いのでゴリゴリ心が疲弊していきます('▽';)笑

なのでもう少し制限がゆるく、幸せエンドが見れれば良かったなと。笑

それとこれはある意味魅力とも言えるのですが、本作は残虐シーンはもちろん、差別や迫害といった見ていてかなりストレスになる演出が多いです。

なのでこれらの展開が苦手な方は注意が必要だと感じました('▽';)

…と気になる点もあげましたが、乙女ゲームとしてはかなり完成度の高い作品なので、雰囲気が好みの方はぜひ遊んでみてくださいね♪

まちゃり
まちゃり
ダークでシリアスな世界観とストーリー重視の乙女ゲームが好きな人にはオススメ!

終遠のヴィルシュ(終ヴィル)声優・スタッフ・作品概要

最後に終遠のヴィルシュの作品概要と制作スタッフもご紹介。

タイトル終遠のヴィルシュ-ErroR:salvation-
ジャンル女性向け恋愛ADV
発売日2021年10月7日予定
CEROD(17才以上対象)
メインキャスト斉藤壮馬/平川大輔/天﨑滉平/細谷佳正/八代 拓/興津和幸
プロデューサー立松文悦
ディレクター吉田ミサ
イラストレーター
メインシナリオライター中山智美
サブシナリオライター夕月・浅海藍子
OP主題歌リコリスの愛
アーティスト:LOVERIN TAMBURIN
作詞:aya(LOVERIN TAMBURIN) × MY
作曲:aya(LOVERIN TAMBURIN)

終遠のヴィルシュ(終ヴィル)まとめ

今回は、オトメイトの新作乙女ゲーム『終遠のヴィルシュ(終ヴィル)』のあらすじやおすすめ攻略順、キャラクター別ネタバレ感想、評価レビューをご紹介しました。

世界観やキャラ、声優さんなど少しでも気になったらぜひプレイしてみてくださいね♡

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気になるゲームがあればぜひ遊んでみてくださいね(о´∀`о)

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